“鳥取クラスター”の衝撃 変異株並み・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■“鳥取クラスター”の衝撃 変異株並み
「強い感染力」の正体
公開日:2021/04/07
変異株じゃないのに強力な感染力――。
鳥取県で起きたクラスターの検体分析に
衝撃が走っている。
変異株ではないのに、感染者のウイルス量
が異常に多いのだ。
日本各地で感染が広がり、変異株ばかりを
マークしがちだが、新たな脅威の登場なのか。
◇ ◇ ◇
鳥取は累計の感染者数が279人と全国最少
の最優良県。
ところが3月末、2つのクラスターに見舞われ、
大騒ぎになっている。
1つは3月29~30日に判明した倉吉市の
社員寮クラスター。
入寮者15人中、11人が感染し、全員が変異株
だった。
入寮者のうち1人が21日と22日に大阪府を
訪問していた。
倉吉市の石田市長は「変異株の強さ、恐ろしさ
が改めて理解できたと思う」と語った。
もう1つは、3月31日に認定された鳥取市の
飲食店クラスターだ。
2次感染も含めれば感染者数は40人に上る。
26日に同店で送別会の2次会を開いた県職員
8人も含まれる。
40人の感染者からは、変異株は確認されな
かった。
変異株ではなかったが、驚きなのがウイルスの
量だ。
英国型変異株の検体からは、従来型よりも
10~100倍のウイルス量が検出されている。
ウイルス量が多ければ、当然、感染力を高め、
発症しやすくなる。
ところが、変異株でなかった鳥取クラスターの
感染者からも変異株並みのウイルス量が検出され
たという。
感染者40人のうち、感染力が強いとされる
「Ct値25未満」が16人に上ったのだ。
■手ごわすぎる第4波
鳥取の平井知事は1日の会見で
「(鳥取クラスターの)Ct値を見ると、変異株
の倉吉のケースとあまり変わらない。変異株並み
の感染力があると思った方がいいのではないか」
「我々はまだ解明できていないが、何か注意しな
きゃいけないウイルスの連鎖が今、起きています
よ」と警戒感を示した。
県は日刊ゲンダイの取材に「変異株であろうと
なかろうと、今流行しているウイルスは感染力が
強いとみています」(感染症対策本部)と答えた。
まさか、ヤバいウイルスが出現しているのか。
医療ガバナンス研究所の上昌広理事長が言う。
「日本はゲノム解析が極めて不十分なので、多様
な変異株のごく一部しか追えていないのが実情です。
実際は、英国型や南アフリカ型など、これまでとは
違う変異株が出現していてもおかしくありません。
鳥取のクラスターは、Ct値が低いことから、感染
力の強い新たな変異株なのかもしれません。従来の
変異株用PCR検査では陰性だったのでしょうが、
速やかにゲノム解析を行い、ウイルスの全貌を解明
すべきです。変異株が比較的少ない宮城や、4日
時点でゼロの山形で感染が再拡大しているのも、
従来型ウイルスではなく、別の変異株が原因である
可能性も否定できません」
ゲノム解析を強化しないと、変幻自在の変異株に
振り回されるだけだ。
【転載終了】
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5~6月頃に感染ピークがくる可能性も
あり得ますね。
みんな分かっていて、橋本組織委員長
に責任を負わそうとしているのでは?
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