五輪選手ワクチン優先接種真にアスリート・ファースト?
日刊ゲンダイDIGITAL スポーツ
【転載開始】
■五輪選手ワクチン優先接種
真にアスリート・ファースト?
公開日:2021/04/09
これが菅政権の考える
「アスリート・ファースト」ということなのか。
政府が東京五輪・パラリンピックに出場する
日本代表選手に対し、新型コロナウイルス
ワクチンの優先接種を検討している、
と共同通信が報じた。
政府が公表しているワクチン接種の優先順位
は現在、医療従事者や高齢者、持病のある人――
となっているが、今月12日から始まる高齢者分
の接種が終わる前に選手へのワクチン接種を
開始し、6月下旬までに2回の接種を終わらせる
日程を想定しているという。
輸入ワクチンの確保もままならない中、
今の接種状況では東京五輪の開催は難しいと
考えたのだろう。
だが、高齢者どころか医療従事者の接種さえも
終わらない中、それらのワクチンを選手に振り
向けて優先的に使うという考えは果たして適切
と言えるのか。
ネット上でも、
<聖火リレーと同じ。何が何でも五輪を開きたい
がゆえの世紀の愚行>
<五輪優先接種がなければ、おじいちゃん、
おばあちゃんも亡くならずに済んだかもしれない
最悪の事態が起きるかも>
といった批判の声が続出している。
「五輪開催」のためとはいえ、今回のなりふり
構わない政府の姿勢を見ていると、アスリートの
次は「大会関係者や警備、ボランティアにも
ワクチンを優先接種するべきだ」なんて声が出て
くるのも時間の問題だろう。
菅政権は「アスリートのため」と思っているの
かもしれないが、本来であれば医療従事者や
高齢者のために確保されたワクチンを、
五輪のためにルール変更されて接種している――
なんて考えたら、アスリートだって気分が悪いし、
プレッシャーを感じて普段通りのパフォーマンス
が発揮できないのではないか。
【転載終了】
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国内外の多くが開催反対のなかで、
強引に推し進めるのですから失敗は
許されません。
万一、世界に感染を拡大すること
になったら国際社会の日本の地位
が、さらに落ちる事にもなりかねま
せん。
いまの日本の国際評価は十数年前
とは異なります。
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