6月末までに終わりっこない高齢者のワクチン接種・・・

田中龍作ジャーナル


【転載開始】


■6月末までに終わりっこない高齢者の

 ワクチン接種 五輪に間に合わず

 2021年4月12日


 きょう12日から高齢者向けの

コロナワクチン接種が始まった。

マスコミ報道によると、政府は第1陣として

全都道府県に5万人分を配分した。


 対象者は3,600万人。ワクチンは1人が

2回接種しなければならない。

つまり7,200万人分のワクチンが必要となる。


 政府は供給量を増やしていくとしているが、

このペースで行くと1,440陣を送らなければ、

高齢者のワクチン接種は完了しない。


 一般国民すべてに接種が行き渡る頃には、

令和が終わっているのではないだろうか。


 12日、政府への野党合同ヒアリングがあった。 


 「いつまでに高齢者に接種が終わるのか?」

とする野党からの質問に、内閣府は

「実際に接種の実務を担っている自治体が計画

に基づいて進めている。我々は最大限サポート

する」と答えた。

自治体への責任転嫁である。


 のっけからV-SYS(ワクチン接種円滑化システム)

が不具合を起こした。

野党から追及されるまで厚労省は隠していた。


 政府は「6月末までに全ての高齢者へのワクチン

接種が可能」と説明する。

だが甚だ心許ない。

(スガ首相は12日の衆院決算特別委員会で同様の

答弁をした)


 深刻なのはワクチンの有効期限だ。

1人が2回打つ必要がある。

1回目を打った有効期限内に2回目を打たなければ

ならない。


 「有効期限はどれ位か?」と野党議員が問うたが、

厚労省はアレコレ理由をつけて答えなかった。


 ワクチンを2回接種してもコロナウイルスに

対して効かない人が出てくる。

こうした事態を想定しなければならない。


 野党議員「オリンピックに間に合わせるという

気持ちはないのですね?」


 厚労省「オリンピックは担当外になりますので

申し訳ありません」


 野党議員「無理ですね」


 政府が6月末までに高齢者のワクチン接種を終え

るとしたのは、オリンピック開催から逆算したもの

であろう。それも自治体まかせで。


 破綻するのは目に見えている。

統計偽装のしようもない。

「ワタシ、ワクチン打ってないよ」と声をあげる

65歳以上の人が数えきれないほど出てくるだろう

から。


【転載終了】

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 確か、480万人の医療従事者のうち、完全接種は

49万人だそうです。


 とても五輪には間に合わず、医療がボランティア

に参加するのは不可能では?


 また、ボランティアが足りないのか、アルバイト

を募集しているようですね。


 三枝成彰氏のいうように「名誉ある撤退」が

日本の国際的立場を守れる様な気もしますが。


 判断を下せない政治、感染対策を真面に出来ない

厚労役人。


 Cocoaやワクチン接種円滑化システム(V-SYS)

など、真面に機能しない技術の低下。


 海外から、辛らつな批判を受けても、なぜ頑なに

五輪開催に拘るのでしょうか?


 “ヤバいぞ日本“・・・


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