65歳以上ワクチン接種開始 なぜ高齢者は副反応が少ない?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■65歳以上ワクチン接種開始 なぜ高齢者は
副反応が少ない?
公開日:2021/04/13
65歳以上の高齢者を対象とした
新型コロナウイルスワクチンの接種が12日、
各地で始まった。
医療従事者を除く一般住民の接種は初めて。
東京都八王子市の接種会場を視察した菅首相は
「ホッとした表情の人が多かったと非常に印象
に残っている」と満足げだったが、気になるの
は副反応だ。
厚労省研究班は9日、先行接種を受けた
医療従事者延べ109万人のうち、2回分を終え
た約2万人を対象に実施している健康調査の
中間結果を公表。
それによると、副反応の頻度は高齢になるほど
低かった。
37.5度以上の発熱は全体38%に対し、
65歳以上9%。
だるさと頭痛は全体が69%と54%で、65歳以上
が28%と20%だった。
研究班は「年齢とともに免疫の反応が弱まるから
ではないか」としている。
年を重ねると暑さ寒さに鈍感になり、のどの
渇きも感じにくくなる。
細胞がぴちぴちの若者に比べ、高齢者は体が
へたっているため免疫反応も鈍いのだろうか。
昭和大学医学部客員教授の二木芳人氏
(臨床感染症学)が言う。
「米ファイザー製のワクチンについては、臨床
試験でも若年の方が副反応が多いと報告されてい
ます。日本でも同じ傾向なのでしょう。若い人の
方が免疫反応が強いため、体に何らかの症状が
表れやすいとはいえる。もっとも、免疫反応が
弱いからといって、ワクチン効果が軽減すること
はないと考えられます」
■ワクチンの効果も低いのか?
健康な人にとっては、ワクチンも一種の外敵だ。
だから、免疫反応が生じる。
となると、免疫反応が鈍いほど、新型コロナに
感染しやすい可能性があるのだろうか。
「感染しやすさに年代差はないとみられています。
ただ、高齢者の方が発症しやすく、重症化もしやす
い。ワクチン接種で今後懸念されるのは、血栓症が
複数確認されている英アストラゼネカ製の取り扱い
です。英国などでは30歳未満を接種対象から除外
するなど、各国で制限する動きが広がっている。
日本でも近く特例承認される見通しなので、高まっ
てきたワクチン接種の機運に水を差さないためにも、
厚労省にはしっかりとした情報開示を求めたい」
(二木芳人氏)
英オックスフォード大などの調査によると、
日本の接種率は0.87%。
気が遠くなる「国家プロジェクト」がコンプリート
する日が本当に来るのか。
【転載終了】
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副反応が少なく、重症化を防げるなら接種
はした方がいいのでしょう。
私は喘息の既往症があるので、どうなんで
しょうかね?
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