ワクチン会場クラスターの恐怖・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■ワクチン会場クラスターの恐怖・・・

 接種時リスクに医師会悲鳴

 公開日:2021/04/14


 コロナ禍克服の切り札として期待される

ワクチン。

その接種会場でクラスターが起きる恐れが

出てきた。

最優先のはずだった医療従事者への先行

接種が遅々として進んでいないのに、

今週から3600万人の高齢者接種をスタート

させたからだ。

接種時の感染リスクについては、早くも各地

の医師会から悲鳴が上がっている。


  ◇  ◇  ◇


 医療従事者への先行接種は2月17日から

始まったが、進捗状況は散々だ。

12日時点で約169万回の接種が行われ、

うち2回接種したのは56万人にとどまる。

接種を希望する医療従事者480万人のわずか

11%だ。


 このため、ワクチン未接種の医療従事者

が高齢者にワクチンを打つ場面が出てくる。

 八王子市医師会の石塚太一会長は

「私自身も、まだ接種を受けていない。私

自身が感染する可能性と、もし(自分が)

感染している場合、接種を受けに来た方に

広げてしまう。『(医療従事者に)接種を

してから』が本来の筋だ」と心配している。


 堺市医師会の西川正治会長も

「ワクチンの接種が終わっていないと、接種

をする人間が感染源になる可能性がある。

症状が出る前の日で、たまたま高齢者と接す

るのが一番怖い」とコメントしている。


 異口同音に接種時の感染リスクに警戒を

示しているのだ。


■未接種の医療従事者と高齢者のうつし合い


 堺市の西川会長が言及している

「症状が出る前の日」は、感染者が大量の

ウイルスを排出する時期だ。

実際、発症前、感染に気づかず、高齢者に

ワクチンを打ち続けるケースが出てきても

おかしくない。

また、一切症状が出ない陽性の医師や看護師

が接種を担当するケースもあるだろう。


 接種会場でうつし、うつされ、クラスター

が発生――そんな事態が現実味を帯びる。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)が言う。


 「ワクチンを打っても効果が出るには時間

がかかる。接種時に感染した高齢者が発症し、

重症化することも十分あるでしょう。また、

各自治体は接種にあたる医療従事者の確保に

苦労していますが、接種する医療従事者が

感染し、現場を離脱することは大きな痛手に

なります」


 厚労省のワクチン接種の特設会場を設け

る1391自治体へのアンケートでは、

3月25日時点で約2割が「看護師不足」と

回答している。


 「医療従事者への先行接種を後回しにして

まで、4月中に高齢者接種スタートという既成

事実をつくろうとするのはどうかしています。

大メディアが厳しく追及しないのも問題です」

(中原英臣氏)


 接種会場でウイルスを持ち帰るのは最悪だ。

菅首相は当初の予定通り、医療従事者の先行

接種を完了させるべきだ。


【転載終了】

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 なんか、何をやっても、ちゃんとした形に

ならない日本という感じですね。


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