大阪府は「重症病床率92%」!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■大阪府は「重症病床率92%」!
吉村知事の甘い見通しが元凶
公開日:2021/04/14
大阪府でついに1099人の新型コロナ
ウイルスの感染が確認され、
過去最多となった。
吉村洋文知事は
「非常に厳しい状況です。数も多い。
医療体制も極めて逼迫している」と
危機感を募らせ、まん延防止等重点
措置開始から2週間が経過する来週
の状況を見て、政府に「緊急事態宣言」
を要請するかどうか決断するという。
実際、府の病床使用状況、療養者数、
新規感染者数はいずれも緊急事態宣言
の目安となる「ステージ4(爆発的感染)」
に到達。
とくに重症病床の運用率は92.7%
(12日時点)と深刻だ。
大阪では9割が英国型の変異ウイルス
に置き換わり、基礎疾患のない若い世代
も重症化している。
それもこれも緊急事態宣言を1週間
前倒しで解除し、その後、感染急拡大
への対応が遅れた吉村知事の判断ミス
が一因だ。
府健康医療部の担当者がこう言う。
「現時点で224床の重症病床を確保して
いますが、そのうちの5床はマンパワー
などの事情などですぐに対応できないため、
実運用病床は219床です。重症病床が逼迫
していることから、中等症から重症になっ
た患者の転院調整もできず、15人の重症者
は継続して軽症・中等症受け入れ医療機関
で治療しています」
■宣言解除で確保ベッド数を「215→150」に
このままでは重症病床が満床になるのは
時間の問題だが、そもそも病床不足を招い
た原因は、吉村府政が確保病床数を引き
下げたためだ。
それまで府は確保病床数を最大フェーズの
「215床」としていたが、緊急事態宣言
の解除を受けて「150床」のフェーズ3に
変更してしまった。
最大フェーズのままだったら、ここまで
重症病床が逼迫することはなかったはずだ。
「患者の動向が改善してきたので運用
計画に基づき、総合的に判断し、3月1日
にいったん、フェーズ3に切り替えました。
その時点で実運用病床は191床になり、
4月上旬には150台後半まで減りました。
ちょうど年度末で、病院側も看護師の入れ
替えなどがあり、それも影響しました」
(前出の担当者)
3月下旬になって感染が急拡大したため、
府はあわてて医療機関に重症病床を最大限
確保するよう働きかけたが、いまだ達成
できていない。
誤った判断が事態を悪化させた。
病床数を減らすのは簡単でも、人材の
確保など、再び実運用病床を増やすのは
容易ではない。
【転載終了】
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だんじり入魂式で「密」をつくるなど、
認識の薄さが益々悪化させていくことに
なりそうですね。
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