ワクチン後進国の日本が“変異株リスク”・・・米外交専門誌が警鐘!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ワクチン後進国の日本が“変異株リスク”・・・
米外交専門誌が警鐘
公開日:2021/04/16
「明らかに変異株が猛威を振るっていること
を認識しながら、対策をしっかりと打っていき
たい」――。
東京都の小池知事は14日、新型コロナウイルス
の変異株の急増に危機感をあらわにした。
変異株を抑えられない限り、日本は世界から、
感染を広げる“脅威”と捉えられかねない。
■米外交専門誌が警鐘
外交や国際情勢を専門に扱う米誌
フォーリン・アフェアーズ4月号(日本語版)
に掲載された、コロナ感染に関する論文
「変異株とグローバルな集団免疫――終わら
ないパンデミック」が興味深い。
筆者はミネソタ大学教授兼感染症研究政策
センター所長のマイケル・T・オスタホルム氏
と、作家のマーク・オルシェイカー氏。
ワクチン接種と変異株の関係に関して、
次のように指摘している。
〈高所得国はいずれ集団免疫に近づいて
いく可能性がある(略)。しかし、ワクチ
ン接種が実施されていない国、あるいは
不十分な接種しか実施されていない国で
発生するかもしれない変異株のリスクに
高所得国もさらされる恐れがある〉
つまり、一部の国がワクチンで集団免疫
を獲得できたとしても、そうでない国で
発生する新たな変異株の脅威にさらされて
いるということだ。
日本のワクチン接種率は人口比1%未満、
G7で最低である。
ワクチン接種で低空飛行を続ける日本は、
世界から見れば、ワクチン接種を済ませた
国を変異株のリスクにさらす国なのだ。
■東京の感染者は前週比4・22倍
実際、日本国内では変異株の感染がどんどん
広がっている。
厚労省が14日に公表した
〈都道府県別の変異株(ゲノム解析)確認数〉
によると、変異株は13日までの1週間で、
新たに岩手、富山、佐賀、熊本の4県で確認
され、42都道府県に拡大。
変異株のスクリーニング検査による陽性件数が
多い上位15都道府県を並べたのが〈表〉だ。
東京と福岡の変異株の陽性件数は6日から
13日までに、それぞれ4・22倍(東京)、
4・16倍(福岡)に増加。京都と三重も
2倍を超える。
大阪は1・55倍にとどまるが、陽性件数は
770件と、ダントツだ。
これほどまでに変異株が猛威を振るって
いるのに、聖火リレーは強行されている。
国際社会から“白い目”を向けられて当然だ。
【転載終了】
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他国より長期化すると、貿易まで影響を
受けそうですが、政府は五輪のことだけで
口で言ってるほど経済のことは考えていな
いような気もしますね。
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