“大阪級”コロナ感染爆発で全国新規1日1万5000人の衝撃試算!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■“大阪級”コロナ感染爆発で全国新規
1日1万5000人の衝撃試算
公開日:2021/04/16
15日の東京の新型コロナウイルスの
新規感染者数は729人。
2月4日以来の700人超えだが、まだまだ
序の口だ。
変異株が主役の第4波は、第3波をはるか
に超えるスケール。
政府分科会の尾身会長は
「東京も早晩、大阪のようになる可能性が
ある」と危機感を示したが、全国が“大阪化”
したらどうなるのか――試算結果は衝撃だ。
◇ ◇ ◇
厚労省のアドバイザリーボードは14日、
陽性者に占める変異株感染の割合について、
すでに関西で8割以上、首都圏で5割を
占めるとの分析結果を報告した。
このままの感染状況が続けば、5月前半
には首都圏、東海地方、沖縄などでも9割
近くが変異株に置き換わると推計する。
今の大阪以上に変異株が蔓延するのである。
15日も、大阪では1208人の感染者数を
確認し、過去最多を更新。
第3波ピーク時の654人(1月8日)から、
すでに1.84倍のスケールだ。
第3波のピーク時には、全国で7957人
(1月8日)、東京は2520人(1月7日)
が感染。
単純に大阪の1.84倍をあてはめると、
全国1万4640人、東京4636人に膨れ上が
りかねない。
重症者数も深刻になりそうだ。
大阪府の分析によると、陽性者が重症化
する割合は、
第3波(昨年10月10日~今年2月28日)
は3.2%だったが、5日までに府で確認
された変異株感染者に限ると4.7%と1.46倍
に跳ね上がる。
この先、変異株が主流になればどうなる
のか――。
第3波の重症者数のピークは全国1043人
(1月27日)、東京159人(同)、大阪187人
(1月15日と18日)。
第3波よりも感染者数が1.84倍増え、さらに、
重症化率が1.46倍になると、
重症者数は全国2801人、東京427人となる計算
だ。
■病床大幅不足で死者激増も
15日時点の大阪の重症者数は261人と、
確保病床241床を大幅に上回る。
14日公表の府のシミュレーションだと、
5月4日時点の重症者数は340人ないし427人。
重症病床に入れない重症患者が100人以上
あふれ返ると想定する。
15日時点の東京の重症者数は37人。
重症者向け確保病床は332床だが、余裕はない。
大阪はスタッフ確保が難航し、病床を増やせ
ていない。
東京でも変異株が9割を超えれば、大阪の
ような事態になりかねない。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「厚労省によると感染力の強い変異株が
46都道府県で確認されています。東京でも
2週間で9倍に増えている。変異株が先に
流行した大阪で感染者の急増と医療崩壊を
目のあたりにしている割には、国や都から
危機感は感じられません。ズルズルと
『まん延防止措置』を追加しても効果はな
い。1年前の緊急事態宣言の時のように、
いったん人出が激減する状態をつくらない
と収まらない。例えば、プロ野球や大相撲
を中止するくらいインパクトのある強い
アクションが必要です」
大阪のように各地で重症病床が不足すれ
ば死者数も増えかねない。
第3波では6272人が亡くなった。
感染者数や重症化率が悪化すれば、第4波
だけで死者1万人超も現実味を帯びる。
大阪の姿は対岸の火事ではない。
【転載終了】
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シュミレーションは、いくらか多めに出る
ような傾向があるように思いますが、油断し
てはいけませんね。
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