空港検疫「行動歴インド」陽性急増!二重変異株もう蔓延か・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■空港検疫「行動歴インド」陽性急増!
二重変異株もう蔓延か
公開日:2021/04/26
国内で現在21例確認されているインドの
二重変異株が、蔓延しつつある英国型の
“次の脅威”となる可能性が出てきた。
空港検疫で判明した新型コロナウイルスの
陽性者のうち、行動歴「インド」の入国者
が急増していることが日刊ゲンダイの調べ
で分かった。
◇ ◇ ◇
日刊ゲンダイは厚労省の公開データをもと
に独自集計。
3月は空港検疫で判明した陽性者157人のうち、
インドの行動歴がある入国者は8人だった。
ところが、4月は24日までに、242人中56人に
まで膨れ上がっている。
特に先週の増加ペースは激しい。
危ぶまれるのは、判明した陽性者以外に検査
で「陰性」となっても実は感染している人が
相当数入国している可能性があること。
空港検疫では入国者の待機時間短縮のため、
15~30分で結果が出る「抗原検査」を採用して
いるからだ。
PCR検査は検体中に5個以上のウイルスが
いれば、陽性を感知するが、抗原検査では
100個以上必要だ。その分、精度が劣る。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「無症状の陽性者はウイルス量が少なく、
抗原検査で陰性となる『偽陰性』が少なく
ない。入国者はほとんどが無症状なので、
偽陰性の確率は高い方でしょう。水際対策
の最後の要である空港検疫で抗原検査を
採用するのは“自爆”を招くようなもの。
抗原検査をすり抜けたインド由来の二重変異株
感染者が入国し、既に感染を広めていても
おかしくありません」
■英国型より厄介なインド二重変異株は真夏
に感染爆発か
インドの二重変異株は英国型より厄介だ。
ひとつ目の変異は「E484Q」と呼ばれる
逃避タイプ。
抗体をかわし、ワクチンの効果を低減させ、
再感染のリスクを高める。
もうひとつが「L452R」。
米カリフォルニアで流行し、沖縄でも1例確認
されている。
日本人の6割が持つ白血球「HLA-A24」の攻撃
を逃れる変異だ。
日本人泣かせのウイルスである。
加えて、この変異は感染力もアップさせるとの
報告もある。
昨年12月、空港検疫で行動歴「英国」の陽性者
が目立つようになった。
当時、英国では既に変異株が流行の主流になって
いたが、その後、日本でも英国型が徐々に広まり、
現在に至る。
「空港検疫の陽性者の傾向は見逃せません。
英国株と同じように、2~3カ月かけてこの
夏には流行の主流がインド株に置き換わって
いく可能性があります。感染力が強いだけで
なく、ワクチンの効果も低下させる恐れが
あるのですから、強い危機感を持って、政府
は水際対策を強化すべき。速やかにインドの
行動歴がある渡航者の入国を規制し、14日間
待機を強制させる必要があります」
(中原英臣氏)
菅首相が言う通り「9月をメドに」全対象者
にワクチンが供給できても、インド株が主流に
なれば話は違ってくる。真夏にインド株の脅威
はやって来るのか。
【転載終了】
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テレビを見ていると、「まん延防止等」を
ピンポイントでとっても近隣都市に人が移動
していたら意味はないですね。
特に東京や大阪の大都市圏は。
「移動禁止」も併せて打ち出さないと効果
がないですね。
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