いよいよ「五輪撤収、責任回避モード」に突入か!?
小池知事「伏魔殿都政」を嗤う
【転載開始】
■小池知事 いよいよ「五輪撤収、責任回避モード」
に突入か
公開日:2021/05/01
ゴールデンウィークが始まったものの、
小池知事の思うように人流は止まっていない。
禁酒とステイホームで東京を締め上げるほど、
人は東京から周辺地域や地方に流れ出している。
この動きが引き金となって変異型ウイルスの
感染が全国に広がるのではないか。
そのリスクが今、格段に高まっている。
もはや「東京に来ないで」では済まされず、
逆に地方の自治体から「東京から来ないで」の
大合唱を浴びせられるのも時間の問題である。
人流の抑制に失敗した場合、その責任は
いったい誰が取るのか。
いかに鉄面皮な小池知事であっても、
「知らぬ存ぜぬ」を決め込むわけにはいかない。
そんな中、小池知事は動画作成にご執心である。
ステイホーム用に都が用意した
「おうちで満喫コンテンツ」の売りは、
何と言っても恩賜上野動物園のジャイアントパンダ
「香香(シャンシャン)」の動画である。
知事の強い意向で急きょ追加された。
ただ、当のシャンシャンは、新型コロナの影響で
「おうち」の中国に帰れずに日本で足止めを食って
いる。
パンダファンには不幸中の幸いかもしれないが、
なんとも皮肉な状況と言っていい。
それはともかく、家で楽しむ動画はネット上
に溢れかえっている。
わざわざ自治体が税金をつぎ込んで労力をかけ
てまで作成する意味がどこにあるのか分からない。
芸能人やタレントとの動画共演が好きな小池知事
の“道楽”に付き合っているほど、都民は暇では
ないだろう。
■「広報東京都」は五輪特集
さて、「広報東京都」の5月号が自宅に届いた。
新型コロナの情報はわずか1ページしかなく、
12ページ中4ページを割いて「東京2020大会」
を大々的に特集していた。
都民に外出自粛を呼びかけておきながら、
これでもかと言わんばかりに五輪の開催情報を掲載
しているのだ。
オリパラ組織委員会が打ち出した500人の
看護師確保要請に負けず劣らず、都民・国民の神経
を逆なですること甚だしい。
こうした動きを見ると、小池知事のスタンスは
五輪強行開催のようにも見受けられるが、本心は
まったく違うところにある。
民意の流れを読むことに長けた小池知事が、
そこを見誤るはずはない。
状況証拠はある。
4月23日、ある資料が公表された。
タイトルは「新型コロナウイルス感染症対策に係る
東京都の取組」。
この資料は、財務局主計部を中心に突貫工事で作成
されたと聞く。
59ページに及ぶ資料は、過去1年間、都が実施した
様々な対策についてデータを交えて事細かに記載
したものである。
中でも目を引くのは、これまでに投入した事業費の
総額が3兆4444億円にも上るということだ。
小池知事は「都民の皆さん、私はこんなに税金を
費やして精一杯頑張っているんです」と主張したい
のだろう。
小池知事は外部からの批判に弱いため、各方面から
の「何もやってない」コールに神経をとがらせて
いるのだ。
だが、都民からすれば、3兆円も投じて感染を抑え
込めないなんて、と呆れられるのがオチである。
■小池知事は「総括」に入っている
ただし、資料作成の理由はそれだけではない。
小池知事は、民間機関がコロナ第1波に関して
の報告書をまとめる際、「オン・ゴーイング
(現在進行中)なので取材には応じられない」と
していた。
しかし、今回、第4波がオン・ゴーイングの最中、
なぜ、自らの実績をひけらかすような資料を作成
したのか。この点を見逃してはいけない。
「コロナとの戦いを総括し次に備える」
これこそが、本当の動機ではないだろうか。
小池知事はモニタリング会議などの専門家から日々、
新型コロナの情報を得ており、変異型ウイルスの
脅威についても嫌というほど理解しているはずだ。
だとすれば、今回の短期集中の緊急事態宣言では
抑えきれないことも重々わかっている。
つまり、その先に迫っている五輪開催がほぼ不可能
なことも、である。
既に一部では、五輪中止を誰が言い出すかに注目
が集まっているが、言い出しっぺが必ずしも
拍手喝采を浴びるとは限らない。
むしろ、新型コロナの感染が確認されて以降、
小池都政がどんな対策を実施し、どれだけの成果を
上げたのか。
裏返せば、対策の失政の度合いこそが大きく問わ
れることになる。
五輪中止となれば醜い責任の押し付け合いが始ま
るのは火を見るより明らかだろう。
つまり、小池知事はそれを見越して、五輪中止で
負わされる傷を最小限に留めなければならないと
考えているのではないか。
だからこそ、自らの実績をしっかりまとめ、
五輪中止のタイミングに備えている。
迷走を繰り返した安倍前内閣や菅内閣よりも
「少しはマシ」だったと都民に感じてもらえれば、
小池知事の勝ちなのである。
駄目さ加減のより少ないほうに軍配が上がること
を一番理解しているのが、小池百合子という政治家
である。
もはや五輪撤収モードは止まらない。
【転載終了】
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小池氏への大方の見方が記事の内容と同様の
見方をしていますね。
風見鶏の面目躍如というところですか。
多分、責任を負わされるのが橋本氏と丸川氏
のような気がします。
橋本氏はアスリート出身ということもあり、
組織委員長に着いていますが、丸川氏はどう
見ても責任を押し付ける為の人選に見えて仕方
がないのですが。
全ての責任は森前委員長だと思うのですがね~!
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