返済困窮者は6万人・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■返済困窮者は6万人・・・住宅ローンで失敗しない

 「3つのコツ」

 公開日:2021/05/01


 新型コロナウイルスの影響で「住宅ローン破綻」

に陥るケースが増えている。

実際、生活が困窮、金融機関に相談に訪れる人が

6万人を突破した。

返済が苦しくなったらどうすればいいのかーー。


 ◇ ◇ ◇


 金融庁は新型コロナウイルスの流行を見越して、

2020年3月、全国の金融機関に対して、

利用者から返済に関する相談があった場合には、

利用者の実情に応じた条件変更による返済額の

軽減などの相談に柔軟に対応するように要請した。


 たとえば、住宅金融支援機構は、

20年3月23日付けで、

「新型コロナウイルス感染症の影響により機構の

住宅ローンのご返済にお困りの方へのお知らせ」

という文書をホームページに掲載した。


 同月に全国の銀行に寄せられた相談件数は

1000件強だったが、第1回目の緊急事態宣言が

出された4月には一気に6000件を超え、

21年3月末には4万364件になった。

信用金庫などの協同組織金融機関は別枠になって

おり、20年12月末時点で約2万件。

銀行と信用金庫などを合わせると相談件数は

6万件を超えたことになる。


 もし、住宅ローンを支払えなくなった場合、

売却代金でローンを一括返済できれば、

マイホームを失うにしても、ゼロからやり直す

ことができる。

しかし、売却可能価格がローン残高より安く

なっていると、抵当権を付けている銀行は簡単

には売却させてくれない。


 そこで、任意売却に精通した不動産会社を

探して売却することになるのだが、

マイホームをなくした上に、売却代金で一括返済

しても足りない差額分が残ることになる。

つまり、住まいをなくし、さらにローンの返済を

続けなければならないという悲惨な事態に陥る

わけだ。


 それでは、現在マンション購入を計画している

人は、「住宅ローン破綻」による地獄に陥らない

ためにどうすればいいのか。

新刊「はじめてのマンション購入 成功させる

完全ガイド2021~22」

(講談社ムック/日刊ゲンダイ編)の著者で、

住宅ジャーナリスト・山下和之氏がこう言う。


 「住宅ローン破綻しないための購入術には、

3つのポイントがあります。①返済負担率を

低くしてゆとりある返済計画、②2割以上の

自己資金を用意して購入する、③資産価値を

維持できるマンションを選ぶこと。一つ目は、

ある程度収入が減っても、何とか返済を続け

られるように、年収に占める年間返済額の

割合である『返済負担率』を低くしておくと

安心です。金融機関では400万円以上の年収

なら、返済負担率35%までOKですが、現実

の生活を考えると返済負担率35%では生活は

できません。年収1000万円超の人ならとも

かく、年収500万円、600万円程度の人であ

れば25%程度までに抑えておきましょう」


 目一杯借りれば、収入がわずかに減った

だけでも、たちどころに返済が厳しくなる。

ゆとりある返済計画にし、あわせて金融機関

で相談、条件変更などによって返済額を軽減

することだ。


 2つ目の「2割以上の自己資金を用意して

購入する」とはどういうことか。


 「自己資金が少なく多額のローンを組んで

いると、残高がなかなか減らず、売却可能価格

がローン残高を下回る状態が続き、簡単に売却

できない事態に陥ります。2割以上の自己資金

で購入した場合は、売却代金でローンを一括

返済でき、残高をゼロにできる可能性が高まり

ます。うまくすれば、手元にある程度の売却

代金を残せる可能性もあります」(山下和之氏)


 万が一、マイホームを失って、ゼロからの

再出発になったとしても、売却してもローンが

残ってしまうマイナスからの出発よりは生活を

再建しやすくなるはずだ。


 最後は、「資産価値を維持できるマンション

を選ぶ」ことだ。


 「ある調査によると、10年前に首都圏で分譲

された新築マンションのうち、3割ほどは分譲

時価格より高い価格で取引されています。そう

した資産価値の高いマンションを手に入れて

おけば、返済に行き詰まった場合、売却して

やり直すことができます。あわせて、②にある

ように自己資金を多くしておけば、売却しても

手元にかなりの資金が残ることになる。それは

生活再建の原資にできるでしょう」(山下和之氏)


 3つの条件を守れば、住宅ローンを組んで

マンションなどのマイホームを取得するのは怖く

ない。


【転載終了】

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 コロナ禍が長期化すると、さらに返済

困窮者が増える可能性も。


 ちょっと話は脱線しますが。


 最近、二男が建てた家の裏側に売り地が

あるので、購入して二男宅に行くときの

駐車場兼畑にしようかと考えています。


 二男は、家を建てて孫の面倒を見てほし

いと考えているようです。

(推測)二男は、自宅を子供(孫)にやり、

自分たちは私達が建てた家に移り住むこと

を企んでいるかも?笑

半分資金を出すといっているので。


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