インドで新たな変異株が!初期変異株より感染力15倍の衝撃。
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■インドで新たな変異株が!
初期変異株より感染力15倍の衝撃
公開日:2021/05/06
新型コロナウイルスの感染爆発に見舞われ
ているインド。
とうとう、1日あたりの感染者数は世界最多
となる40万人を突破してしまった。
感染力が強いとされる「二重変異株」が猛威
を振るう中、新たな変異株の発見がインド
国内に激震が走っている。
問題となっているのは、
インドの細胞分子生物学研究所(CCMB)が
発見した「N440K変異株」だ。
最初に確認されたインド南東部
アーンドラ・プラデーシュ州の頭文字を取って、
「AP変異株」とも呼ばれている。
■潜伏期間が短く、3~4日で重症化
衝撃なのが、その感染力の強さだ。
地元の英字日刊紙「ザ・ヒンドゥー」(4日付)
は〈AP変異株は初期の変異株より、少なくとも
15倍も毒性が強い〉
と報じ、ヤフーニュース(英語版)も
〈二重変異株より強毒かもしれない〉
と、危機感をあらわにしている。
特徴としては潜伏期間が短く、感染すると
3~4日で重症化する恐れがあるということだ。
N440K変異株は、二重変異株や英国型に取って
代わられつつあるが、現地の専門家が先月30日
に公開した論文(査読前)からも感染力の強さが
うかがえる。
ハーバード大学院卒で医学博士の左門新氏
(元WHO専門委員)が論文を読んだ上で、
こう解説する。
「N440K変異株が人に感染しやすいかどうか、
ウイルスの『複製力』と『感染力』の2つの指標
で論じています。実験ではN440K変異株の感染力
が、それ以前の株に比べ10~1000倍高い。ただ
し、この数字がそのまま人の感染に当てはまる
わけではありません。およそ1年前は複製力の
強いウイルスが席巻していたが、その後、感染力
の強い変異株に取って代わられたことが論文から
分かります。N440K変異株は複製力が弱い一方、
感染力は強いとみられます」
ウイルス量が少なくても、感染力が強ければ
感染しやすい。
複製力と感染力は必ずしも比例しないわけだが、
この2つの“能力”に秀でた変異株が出てきたら
厄介だ。
「この先、心配されるのが、世界で接種が進む
ワクチンが効かない変異株の出現です。新たな
変異株に対応したワクチンに作り変えるのは簡単
ですが、認可までに時間を要します。それだけ
集団免疫の獲得に手間取るわけです」(左門新氏)
次は一体、どんな変異株が出てくるのか。
【転載終了】
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コロナウィルスは、変異スピードが尋常では
ないですね。
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