東京五輪看護師問題 政府「最後の手段は自衛隊」の現実味
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■東京五輪看護師問題 政府「最後の手段は自衛隊」
の現実味
公開日:2021/05/15
4月末、東京五輪組織委員会が日本看護協会
へ看護師500人の派遣を要請。
医療崩壊の危機に直面する現場の看護師から
反発の声が上がり、ネット上では大規模デモ
に発展した。
組織委が同時期に募ったボランティアの
スポーツドクター200人の確保は今月12日の
段階でクリアしていることが分かったが、
医療現場は悪化の一途だ。
先月末に発令された4都府県の緊急事態宣言は、
新たに愛知県、福岡県、北海道などを加えて
今月いっぱいまで延長。
各地では毎日のように過去最多の感染者数を記録
している。
■茨城県ではボランティア7割が辞退
このような状況下で要請した看護師500人は
どのくらい確保できているのか。
組織委に問い合わせると
「募集状況については(日本)看護協会で取り
まとめていただいているところ」との返答。
組織委の回答を受け、日本看護協会、東京都
看護協会、千葉県看護協会に応募状況を聞くと、
それぞれ
「本会から対応する人数や看護職の情報は公開
していません」「お話することはありません」
「看護師へ(組織委からの)依頼内容を流しま
したが、こちらでは把握していません」と返って
きた。
応募状況はまったく不透明なうえ、今月12日
には東京五輪に従事する予定だった茨城県の
看護師7割の辞退が発覚。
さらに13日は勤務医でつくる労働組合
「全国医師ユニオン」が五輪中止を求める要請書
を国へ提出した。
政府は大会期間中に医療従事者を約1万人確保する
方針としているが、医療現場が東京五輪にソッポを
向いていることは明らかだ。
「もし看護師が足りなければ、自衛隊の看護官を
動員するのではないか」と、ジャーナリストの
近藤大介氏がこう続ける。
「普段から菅首相の周りには防衛大の看護官や
医務官が付き、河野太郎ワクチン担当相は元防衛
大臣です。自衛隊を身近なものとする彼らは、
まるで『引っ越しの手伝い』に駆り出すかのよう
な、気軽な感覚で動員をかけるのではないか。現
に先日、政府は大規模接種センターに自衛隊を
動員して1日1万人のワクチン接種計画をブチ上げ
ましたが、直前まで自衛隊に通達しておらず、現場
は大混乱。直接、話を聞いた自衛隊幹部も憤ってい
ました」
■組織委は否定するも…
組織委は看護官の動員について、
「一部の会場では大会の延期前から医療スタッフの
ご協力のお願いをしておりました。現下の医療状況
を受け、追加のご協力をお願いする予定は現時点で
ございません」という。
しかし、同じ言葉で否定した五輪選手へのワクチン
優先接種だってアッサリと覆っているのだ。
「現時点ではない、はアテになりません。菅首相
は9月にくる自民党総裁任期の後の生き残りで頭が
いっぱいです。そのために五輪は欠かせないと考え
ている。自衛隊を頼っても不思議はありません」
(前出の近藤氏)
コロナ禍での五輪を強行するために、自衛隊まで
駆り出すとすれば、いよいよ正気の沙汰ではない。
【転載終了】
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自衛隊は災害出動の定義が必要だと
思います。
知事が要請しなければ出動は無理な
のでは?
五輪は災害ではないでしょう。
>「・・・菅首相は9月にくる自民党
総裁任期の後の生き残りで頭がいっぱ
いです。・・・」
政治家としての資質にも疑義が生じて
いると思うのでスガね~!
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