赤木ファイル「黒塗りはダメ。ゼッタイに」の世論が不可欠

森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記


【転載開始】


■赤木ファイル「黒塗りはダメ。ゼッタイに」の

 世論が不可欠

 公開日:2021/05/14


 今や時の言葉となった「赤木ファイル」。

全国紙も地方紙も、沖縄から北海道まで津々浦々

で取り上げられている。

その論調も「黒塗りなど許されない」

「全面開示すべき」と足並みそろっている。


 「赤木ファイル」とは何か?


 森友事件で公文書改ざんを強要され命を絶った

財務省近畿財務局の赤木俊夫さんが、

その実態を詳細に記した文書だ。

夫の死の真相を知りたいと妻の赤木雅子さん(50)

が裁判で開示を求めたが、国は

「あるともないとも言わない」と逃げ続けてきた。

ところが裁判官にも提出を迫られ、追い込まれて、

ついに存在を認めた。

「やっぱりあるじゃないか!」ということで

「赤木ファイル」は一躍トレンドに躍り出たので

ある。


 存在判明後初となる12日の裁判所での協議。

赤木雅子さんはいつも通り、法廷に入ってくる国

の代理人たちに「よろしくお願いします」と

お辞儀した。


 これまでは黙って会釈するぐらいの反応は返って

きた。

ところがこの日は振り向きもしない。

まるで雅子さんがそこにいないかのように。


 「赤木ファイルを出さざるをえなくなったから

無視されるのかな」


 そう思うと彼女はブルーな気分になった。

その後の協議でも国は誠実に答えない。

赤木ファイルはどこでいつ見つかったのか?


 「裁判に関係ないから答える必要はない」


 提出時期も明言せず、次に法廷が開かれる

6月23日ギリギリまで出さないつもりかと思わ

れた。

雅子さんの心はどんどん沈んでいった。


■再び現場に無理をさせるのか


 何より気になるのは、国が一部を黒塗りする

と主張していることだ。

プライバシーを理由に名前などを隠すと。

「できる限り狭いものとする」とはいうが、

これまでの国の態度を見れば安心はできない。


 そして黒塗りをさせられるのは常に現場だ。

俊夫さんもやらされた。

これ以上現場の職員に無理をさせないでほしい。

黒塗りなどせずそのまま出してほしい。


 そこで心強いのは報道各社の論調だ。

「黒塗り許すまじ」と迫っている。

だから雅子さんは願う。

報道により「黒塗りはダメ。ゼッタイに」という

世論が高まれば、赤木ファイルの全面開示を

勝ち取れるのではないかと。


【転載終了】

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  この事案で二人の方が亡く

なっています。


 何があったのか国民は知る権利が

あり、政府は公開する義務があると

思います。


 殆ど黒塗りで、読むことが出来ない

文書平気で出すのは日本政府や役所

ぐらいでしょう。

日本国民がなめられている証拠です。


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