東京五輪「有観客」への思惑・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■イベント開催規制緩和に透ける

 東京五輪「有観客」への思惑

 公開日:2021/05/25


 「プロスポーツだって一定の観客を受け入れ

ているのだから、東京五輪も同様にすべきだ」


 23日のスポーツ報知によると、政府や組織

委員会などはこんな理由で東京五輪の有観客

開催を推し進めているそうだ。


 3度目の緊急事態宣言が発令されている

24日現在、計10都道府県が対象下にあるが、

それでもプロ野球をはじめとしたさまざまな

イベントは一部地域を除いて有観客で開催

されている。

緊急事態宣言下の“ルール”が変わっている

からだ。


 今回の緊急事態宣言は当初、東京都、大阪府、

京都府、兵庫県を対象として4月25日から

5月11日までを予定していた。

しかし、ますます猛威を振るう新型コロナ

ウイルスを前に、政府は緊急事態宣言の延長を

決定。

去る5月7日に国内感染者数が右肩上がりだった

にもかかわらず、イベント開催制限を緩和、

最大5000人までという有観客での開催を認めた

のだ。


■体裁のために観客は必須


 「結局、これは観客を受け入れて東京五輪を

開催するための布石だったのです」と、

スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏はこう

続ける。


 「人命を守るための緊急事態宣言なのに、

イベント規制を緩めて有観客を認めるなんて

矛盾していますよ。その上、自分たちがルール

を変えておいて、『プロスポーツが有観客だか

ら五輪も』というのはまったく姑息でおかしな

話です。ここまでするのは、IOCや組織委は

体裁のために何としてでも観客を入れたいと

考えているから。無観客だとテレビ映えしない

し、そこまでしないと開催できないのかとも

思われてしまう。政府だって、観客の賑わいを

演出することで五輪を盛り上げ、自分たちの

政治活動に利用したいのです」


 谷口氏は、IOCのコーツ調整委員長が21日に

言い放った「緊急事態宣言下であっても五輪を

開催する」という発言は、日本側にも原因が

あるとみている。


 「コーツ氏の人格や資質を疑うのはもちろん

ですが、そもそも政府や組織委などは、イベント

の規制緩和というインチキによって『緊急事態

宣言下でも五輪ができる』と思わせてしまうよう

な状況をつくってしまった。日本の『何が何でも

開催するんだ』という姿勢が、IOCの横暴を助長

しているのです」


 まったくだ。


【転載終了】

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 五輪中及び終了後に感染拡大した場合、

罰則付きで東京都民の他県への移動を禁止

することが必要になってしまいそうな?

そうしないと、本当に日本の経済は崩壊

してしまいます。


 日本は先進国の中でGDPが大きく落ち

込んでいますから。


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