五輪無観客はスポンサー許さず・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■五輪無観客はスポンサー許さず・・・
批判の矛先は安倍前首相に
公開日:2021/05/30
「対応できると思っている」――。
観客入りの五輪開催について問われた
菅首相は、28日の会見でこう意気込み
を語った。
プロ野球など国内のスポーツイベント
が観客を入れて開催していることを
念頭にしたのだろうが、野球やサッカー
と五輪は規模が全然違う。
開催する場合、最低でも「無観客」は
必須だが、「有観客」に執着するのには
理由があった。
「無観客だと組織委が見込む900億円の
入場料収入が消え、国の負担になる恐れが
ある。政府は負担を避けたいのでしょうが、
それ以上に大きいのが大会スポンサー企業
の意向です。無観客開催になると、スポンサ
ーは競技観戦の“優待チケット”を失うことに
なる。通常、スポンサーは取引先の幹部など
に“チケット”を提供し、『家族の方とご一緒
にどうぞ』などと誘って、後々のビジネスに
つなげるのです。スポンサーにとってこの
機会を失うのは、なにより痛い」
(大会関係者)
「無観客」に対するスポンサーの怒りに
ついて、報道サイト「Tansa」が、組織委に
よるスポンサー全81社への説明会の議事録
を入手し、28日付の記事「『開催中の中止』
にまで言及した迷走の五輪組織委
パートナー企業は驚愕」で詳細に報じて
いる。
IOC(国際オリンピック委員会)らによる
「5者協議」後に開催された説明会で組織委
が「無観客」の可能性に触れると、スポンサー
からはこんな批判が出たという。
〈なぜ今、無観客といい始めるのか。驚愕
している。釈然としない〉
〈昨年3月の時点で専門家はコロナの収束に
は2、3年はかかるといっていたのに、なぜ
今頃最悪のシナリオが出てくるのか〉
■「1年延期」を強行したのは安倍前首相
「有観客」へのこだわりがいかに強いかが
分かるが、今、スポンサーや組織委の批判の
矛先は「有観客」の機会を潰した安倍前首相
に向かいつつあるという。
「延期決定前、専門家からは『1年延期で
は短い』という声が上がっていました。組織
委の森前会長も安倍氏に『2年延期』を進言。
IOCも、2年延期を容認する構えだった。なの
に、総理として五輪の旗を振ることを切望した
安倍氏が『1年延期』を強行。初めからコロナ
収束を想定し、2年延期にしていれば、完全な
形での開催も可能だったかもしれない。組織委
もコロナ対策にここまで頭を悩ます必要はなか
ったでしょう」(前出の大会関係者)
スポンサーの意向で「有観客」を強行して
いいのか。
【転載終了】
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まあ、政治を私物化する安倍らしい
ですがね。
スポンサーも聖火リレーでのドンチャン
騒ぎで批判されても懲りないんですね。
サラリーマン経営者は。
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