尾身氏への不満強める 政府・自民五輪発言、逆風懸念
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【転載開始】
■尾身氏への不満強める 政府・自民
五輪発言、逆風懸念
6/5(土)
政府・自民党が東京五輪・パラリンピック
開催をめぐり、政府の新型コロナウイルス
感染症対策分科会の尾身茂会長に対する不満
を強めている。
開催に伴う感染リスクを訴える発言を繰り
返していることへのいら立ちからだ。
開幕まで2カ月を切る中、中止・延期論が一段
と高まりかねないと懸念を深めている。
尾身氏は3日の参院厚生労働委員会で、
五輪開催に関し「普通ではない」と明言。
4日の衆院厚労委でも
「人流が増える。やるのであれば覚悟を持って
さまざまな感染対策をすることが求められる」
などと訴えた。
こうした発言について、政府高官は
「尾身氏は五輪開催を判断する立場にはない」
と不快感を隠さない。
別の政府関係者は
「五輪で医療が逼迫(ひっぱく)したときに
『警鐘を鳴らした』としておきたいのではな
いか」と皮肉った。
自民党幹部も同様に
「当初、自分は部外者と言っていたのに、
言っていることが変わってきている」と
語気を強める。
世耕弘成参院幹事長は4日の記者会見で
「言っていることは極めて専門家として当然
のことだ」と評価したが、今のところ
政府・自民党内では少数派。
理解を示す声はあまり聞こえてこない。
もっとも、尾身氏を分科会会長に起用したの
はほかでもない政府。
コロナ対策をめぐる重要局面で助言を受けるな
ど重用してきた。
それだけに今になって発言の自重を促すわけに
もいかないようだ。
首相官邸幹部は「尾身氏をグリップできない」
と頭を抱える。
尾身氏はコロナ対策の専門家の観点から
五輪開催の在り方について言及しており、
尾身氏への不満を強めれば、むしろそれが
政府・自民党への批判となって跳ね返る可能性
もある。
【転載終了】
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尾見会長は、国民の反発を読み取って
いることと、学者としての矜持からの
発言ですね。
最近、政府や組織委が
「アスリートファースト」という言葉
を使わなくなったようです。
この言葉が、いまや国民から反発を
買う言葉になってきてしまったよう
です。
それを端的に表してるのが東京五輪の
象徴にしようとしている池エ選手への
出場辞退要請ですね。
政府や組織委が選手生命まで脅かす
様な病気からの復活を果たした池江選手
を五輪の広告塔として利用しようとした
可能性があるからでしょうかね。
個人的な見解ではありますが。
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