ついに始まった“東京リバウンド” ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■ついに始まった“東京リバウンド”

 新規感染者30日ぶり増加

 公開日:2021/06/14


 やはり懸念は現実になりつつある。

東京都の新型コロナウイルス新規感染者が

12日の土曜は467人となり、前の週の同じ

曜日(436人)と比べ30日ぶりに増加に

転じたのだ。

13日の日曜は304人で前週(351人)より

少なかったものの、どうやら新規感染は

下げ止まり。

ついにリバウンドが始まったようだ。


 ◇  ◇  ◇


 群馬、石川、熊本の3県のまん延防止等

重点措置を13日解除した政府は、その他の

地域についても予定通り20日の期限での

解除に前のめり。

7月23日の五輪開会式から逆算した

スケジュールが念頭にあるからだろう。

東京に関しては緊急事態宣言からまん延防止

への移行が検討されている。


 だが、政府の判断は甘い。

既に都のモニタリング会議は10日、6月中

のリバウンドの可能性に言及していた。

東京では5月のGWの連休後、4週連続で

主要繁華街の人出が増加中。

連休中と比べ夜間は32%、昼間は26%増え

ているとして、

「陽性者が十分に下がりきらないまま、高い

値で推移している」

(国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏)

「近く感染者が下げ止まり、再び感染拡大

に転じる可能性が高い」

(都医学総合研究所の西田淳志氏)と、

悲観的な見方を示していたのだ。


■五輪優先で20日に緊急宣言解除して

 大丈夫?


 土曜に30日ぶりの増加に転じたことで、

実際に懸念された通りの展開になってきたわけ

だが、この先もリバウンドは必至だ。

都内の繁華街のこの週末の人出は、ますます

増加傾向が顕著で、お台場66.3%増、

秋葉原駅37.7%増、新橋駅17.2%増

(いずれも土曜9時時点・前週比)と激増だった。

 昭和大医学部客員教授の二木芳人氏

(臨床感染症学)が言う。


 「私もリバウンドが起きておかしくない状況だ

と思っていました。人流が増えているだけでなく、

変異ウイルスが広がり、これまで通りの感染対策

では不十分なこと、夜の繁華街で都の時短要請に

従わなかったり、酒類を提供する店が出てきて

いることも影響しているでしょう。スポーツイベ

ントも5000人上限で開催されています。競技場で

のクラスターはなくとも、行き帰りの密や終了後

に飲食するなどがある。この先、感染者を大きく

減らすのは難しいでしょう。むしろリバウンドは

必ず来るという前提で、新たな変異ウイルスが

入ってこないよう水際の検査体制を強化したり、

医療提供体制をさらに充実させる必要があります」


 ワクチン接種が進んでも感染対策が緩んで

実効再生産数が1.3になった場合、8月中旬まで

新規感染者数が増え続けるという京大准教授の

試算もある。

20日に宣言解除したら、都民に誤ったメッセージ

を与えることになってしまうのではないか。


【転載終了】

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 やはりインド株の行方が気になりますよね。


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