五輪貴族とスポンサー“悪目立ち”隠し ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■五輪貴族とスポンサー“悪目立ち”隠し
開会式観客2万人の裏
公開日:2021/06/21
やはり「上限1万人」では済まなかった。
あと32日後に迫った東京五輪の開会式に限り、
大会組織委員会などが観客上限「2万人」へ
の引き上げを検討中だ。
一気に上限倍増の横紙破りが許されれば
「安心安全」もクソもありゃしない。
菅政権や組織委がとことん「有観客」に
こだわるのは
「客がいないとコロナに負けた気がする」
(首相側近)との子供じみた理由だけではない。
IOCのバッハ会長ら五輪貴族やスポンサー対策
というオトナの事情もありそうだ。
20日の日本テレビの報道によると、
開会式の観客数は従来
▼一般チケット販売分9300人
▼スポンサーなど大会関係者への販売分1万500人
▼IOCや国会議員など貴賓客7300人――
計2万7100人と計画。スポンサー枠がやたらと
多い。
感染対策のため、一般販売以外を縮小しても
2万4000人に抑えるのが、やっと。
最終的にはスポンサー枠のうちパッケージツアー
の客など5000人を「一般に近い関係者」とみな
し、一般販売分と合わせて再抽選。
合計で1万人以内に減らし、総数で2万人以内
に絞り込むという。
■一般客は貴族とスポンサーの隠れみの
一般客をふるい落とすぐらいなら「無観客」
の方がよっぽど公平性を保てるが、
菅政権も組織委もIOCとスポンサー「様様」。
機嫌を損ねるわけにはいかないのだ。
「会場となるメインスタジアムの国立競技場
のVIPルームは約1400席。VIPよりも格上で
国賓らを招く『VVIPルーム』は約270席と、
合わせても1700席足らず。当然、招待客の
多くがあふれ、メインスタンドの特等席に陣取る
ことになりますが、一般客を入れない『無観客』
だと彼らが悪目立ちしてしまう。ゆったり優雅
に開会式を眺める姿が批判の的となれば、IOCも
スポンサーもおかんむりです」(組織委関係者)
つまり有観客開催は「木を隠すなら森の中」
で、一般客は貴族とスポンサーの隠れみの。
ちなみに、豪勢なVVIPルームはあくまで
「仮設施設」で大会終了後は解体する予定だ。
つくづく国民感情逆なでのムダな“おもてなし”
五輪である。
【転載終了】
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決まってしまったのなら、兎に角、
感染の拡大がないことを祈るだけですね。
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