五輪観戦帰りに“密”発生確実・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■五輪観戦帰りに“密”発生確実 これが有観客で
激ヤバの8会場
公開日:2021/06/22
「無観客が望ましい」――。
専門家有志の提言もむなしく、
政府やIOC(国際オリンピック委員会)など
の5者協議が21日、東京五輪の有観客開催
を決定。
観客数は「上限1万人」と感染拡大リスク
は爆騰だが、菅首相や大会組織委員会が
掲げる対策内容が
「競技会場に直行直帰すべし」とはふるって
いる。
明らかに逆効果で“密”を誘発するのは確実だ。
◇ ◇ ◇
「『直行直帰』には、首をかしげざるを
得ません」と、ある大会関係者はこう続けた。
「会場に向かう際はともかく、問題は『帰り
道』。競技によっては終了時刻が夜11時過ぎ
になる。観客は終了後、席ブロックごとに時間
をかけて順番に退場。すると、頭に『終電』が
チラつく観客が、ドタバタと最寄り駅に大挙し
“密”ができる恐れがあります」
確かに3オン3のバスケットボールやサッカー
など6競技のうち一部の日程で、終了予定時刻
は午前0時近くになる。
国立競技場で行われる開閉会式も夜11時終了
予定で、全8会場が深夜まで使われることに
なる(別表)。
良い子は眠る時間に終わるのは、時差の
ある欧米メディアの生中継への配慮。
選手や観客より高い放映権料が優先される
金満五輪の証左だ。
そのため、昨年の延期以前には大会期間中
の首都圏鉄道の終電時間は1~2時間後ろ
倒しになる計画で
「有観客が決まり、改めて終電が後ろ倒し
になるのは確実」(前出の関係者)という。
小池都知事は「8時だョ! みんな帰ろう」
とか訴えていたクセに、五輪観客だけは
“特別扱い”とは自家撞着の二重基準だ。
いずれにせよ、夜中の観戦でヘトヘトに
なった観客が、大慌てで帰途を急ぐのは想像
に難くない。
駅ナカや電車などでも“密”が発生するだろう。
■1万人がシャトルバスで移動
激ヤバは、サッカー会場の
「埼玉スタジアム2002」だ。
8月3日の男子準決勝の終了予定は夜11時。
徒歩圏内に鉄道駅がひとつもないため、
シャトルバスで埼玉高速鉄道「浦和美園駅」
など4駅にアクセスすることになる。
観客は上限いっぱいの1万人。
バス車内の“密”確率は100%だ。
バレーボール会場の「有明アリーナ」では
7月24日から12日間は連日夜11時半終了予定。
8月7日はナント、夜11時45分まで競技を
行う見込みだ。
アクセス手段は車両、駅ホームともに小規模な
「ゆりかもめ」。
ただでさえ狭い車両は“密”必至だ。
一般客の他、IOCや競技関係者など計2万人
が来場予定の開閉会式を行う国立競技場の周辺
は、駅が複数あるものの、道のりや構内で“密”
ができるだろう。
周辺には時短破りの飲食店も目立ち、腹を
すかせた客が殺到しないか心配だ。
「人流の制御に理想的なのは、スタジアムが
公共交通機関の『終点』に立地していること。
国内では西武狭山線終点にある西武ドームが
好例です。しかし、国立代々木競技場などは
都心にあったり、多くの会場は臨海部の鉄道
沿線に『点在』するなど、もともと人流を把握
しづらい。ましてやコロナ禍では、観客の人流
制御は難しい。菅首相や組織委幹部は簡単に
『有観客』と言いますが、実態が分かっていな
いのではないか。極めて場当たり的です」
(五輪会場問題に詳しい建築エコノミストの
森山高至氏)
黒塗りハイヤーで常に移動する“上級国民”
には一般庶民の交通事情など分かるまい。
【転載終了】
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スウェーデン?デンマーク?でしたか、
すれ違っただけで感染した疑いの陽性者
が出ているという事も報告されています。
兎に角、デルタ株(インド型)の感染力
が異常なほどという事のようです。
確かに、心配するのも無理はないですね。
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