ファイザー供給減に自治体大混乱 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ファイザー供給減に自治体大混乱
接種加速から急ブレーキ
公開日:2021/06/22
「国の方ができるだけ早くということ
で、せかせてやっているが、スピード
アップしたら今度はファイザーがない」――。
19日の全国知事会終了後、秋田県の
佐竹敬久知事は怒りを隠さなかった。
国が供給しているファイザー製ワクチン
が突然、激減し、自治体から悲鳴が
上がっている。
◇ ◇ ◇
ファイザー製ワクチンは、国から全国の
市町村に直接配分されている。
厚労省は今月4日、ファイザー製の供給量
を大幅に減らすと、自治体宛てに通知を
出した。
国にあおられて接種を加速させてきた自治体
は、突然の供給減に困惑だ。
秋田県は
「7月末までの高齢者接種完了は何とかなり
そうですが、その先が不透明。これまでと
同じペースで接種を予定していたのですが、
市町村は不安がっています」(医務薬事課)
と答えた。
茨城県は7月5日の週と12日の週に市町村
に供給するワクチンが前回より4割も減った。
「接種を加速させてきた市町村は戸惑って
います。医療スタッフを確保した上で8月ま
で住民の予約を受け付けている市町村もあり
ます」(県コロナワクチン担当チーム)
供給減の理由を厚労省に聞いた。
「ファイザー社とは年間1.94億回分契約し
ています。契約に基づき、5~6月の2カ月
で7200万回分(1カ月当たり3600万回分)
の供給を受けましたが、7~9月は3カ月で
7000万回分(同2300万回分)の予定です。
その分、自治体へのファイザー製の供給が
減りますが、契約通りに進めるしかありませ
ん。代わりにモデルナ製の供給もひとつの
考え方だと思っています」(予防接種室)
要するに、7月以降、供給量が減ることは、
最初から分かっていたということだ。
■モデルナ製併用はすぐには無理
河野コロナ担当相は11日、自治体の集団
接種にモデルナ製を充当する考えを示して
いるが、ファイザーが減った分、そう簡単
に、モデルナとはいかないという。
「4割減った分をモデルナ製で補うわけには
いきません。2回目接種は、ファイザー製が
1回目を接種してから3週間ですが、モデルナ
製は4週間で扱いが違う。そもそも、2種類の
ワクチン併用は管理が大変で、すぐには難しい。
当面はファイザー製の供給を受けるのが何より
も望ましい」(前出の担当チーム)
佐竹知事も
「同じ会場で2系統使うと大混乱になる」と
話している。
滋賀県長浜市は7月以降、国が示す供給量に
とどまれば、接種人数を減らしたり、接種会場
の閉鎖を余儀なくされるという。滋賀県の担当者
が言う。
「国から早く接種を進めるように言われ、
市町村は接種計画を立てて接種を進めてきた。
今月4日の通知でファイザー製の供給量が減る
のを初めて知り、市町村は困惑しています」
(ワクチン接種推進室)
契約で供給スケジュールが縛られているなら、
もっと早く自治体に公表できたはず。
菅首相はファイザー社と前倒し供給を交渉すべ
きではないか。
【転載終了】
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アスリートと職域接種を進めたから
ですかね?
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