東京「新規感染者4000人」の試算衝撃!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■東京「新規感染者4000人」の試算衝撃!
このまま五輪開催で病床逼迫はアッという間
公開日:2021/07/02
「(新規感染者が最大2520人に達した)
第3波を超える急激な感染拡大が危惧され
る」――。
1日の東京都モニタリング会議で専門家は
そう警告した。
東京のきのうの新規感染者数は673人と
12日連続、前週の同じ曜日を上回った。
感染者数はステージ4(感染爆発)に突入
している。
リバウンドが起きていることは、もはや
誰の目にも明らかだ。
東京五輪が迫る中、このままでは病床が
あっという間に逼迫する恐れがある。
◇ ◇ ◇
6月30日に開かれた厚労省
「アドバイザリーボード」の会合で報告され
た京大などの研究チームの試算は衝撃だ。
インド株(デルタ株)の感染力が英国株
(アルファ株)の1.3~1.4倍の場合、強い
効果のある対策を取らない限り、7月下旬
以降、爆発的な感染拡大の可能性があると
いう。
都内の1日の新規感染者数は4000人に達す
るとはじいている。
緊急事態宣言が遅れたり、効果が十分でな
ければ、病床が
飽和する可能性を指摘しているのだ。
ちょうど東京五輪が開かれる頃である。
このまま五輪開催に突っ込んだら、再び、
入院できない患者があふれることになり
かねない。
しかし、官邸では楽観論が広がっている。
高齢者のワクチン接種が7月末に完了する
メドが立ちつつあるからだ。
重症化しやすい高齢者の感染が減れば、
重症病床の逼迫は防げるとの算段だ。
30日の閣僚会議後、西村経済再生相は
「ワクチン接種が今、加速して進む中で、
重症者数はかなり低く抑えられる」と
語ったが、本当にそうなるのだろうか。
■50代以下の重症者数、死者数ともに増加
大阪府のデータによると、重症者数は
第3波(昨年10月10日~今年2月28日)
では1148人だったが、
第4波(今年3月1日~6月7日)では
1693人に増えている。
しかも、第4波では、50代以下の重症者
が目立って多かった。
第4波の50代以下の割合は、第3波の
17.5%から31.8%へと2倍近くになって
いる。
死者数も第3波の938人から、第4波は
1265人と増え、50代以下の割合は1.9%
から6.2%へと3倍に膨れ上がっているの
だ。
第4波以降、50代以下も重症化したり、
死亡しやすくなっているのは明らかだ。
その理由について、大阪府は日刊ゲンダイ
の取材に
「アルファ株(英国株)の影響だと考えて
います。高齢者でなくても、重症になり、
死亡するということが分かる結果だと認識
しています」(感染症対策企画課)と答え
た。
■重症化を加速させる「インド株」
この先、さらに重症化を加速させそうな
のがインド株だ。
英イングランド公衆衛生局はインド株に
ついて、英国株より重症化し入院する
リスクが高い可能性を示している。
東京のインド株はすでに3割を占め、
7月下旬には7割に達するとみられる。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「高齢者接種を完了させれば、ある程度、
打った人の重症化は防げるでしょう。しかし、
インド株による感染大爆発に見舞われてしま
うと、ワクチン未接種の50代以下の重症化が
相次ぐ事態は十分起こり得ます。専門家が
都内の新規感染者数が4000人に達するとの
試算を出した以上、そうならないように感染
対策を強化すべきです。菅政権は、ワクチン
を切り札として考えているようですが、その
結果、感染対策がおろそかになる恐れがあり
ます。またしても楽観論に立ち、失敗を繰り
返すつもりなのでしょうか」
本当にこのまま五輪開催に突き進むのか。
【転載終了】
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兎に角、五輪開催しか脳内にないんで
すよね。
科学的根拠のない楽観論ばかりですし、
デルタ株やラムダ株はワクチン接種して
いても、状況次第では感染する可能性が
ありますから、マスクは必須です。
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