東京五輪選手「濃厚接触者の特別扱い」でクラスター発生は時間の問題!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■東京五輪選手「濃厚接触者の特別扱い」で
クラスター発生は時間の問題
公開日:2021/07/02
「最後の砦」が崩れたら感染拡大は防ぎ
ようがない。
6月30日に行われた政府の新型コロナ
対策本部と国会議員、厚労・文科部会合同
会議で、内閣官房の担当者から仰天発言が
飛び出した。
7月23日に開幕する東京五輪に出場する選手
が新型コロナウイルスに感染した場合の
濃厚接触者の扱いについて、こう答えていた
からだ。
「本来であれば濃厚接触になれば、検査で
陰性でも14日間自宅待機等の制限がかかるの
が日本国内のルールです。しかしながら、
やはり4年に1度の大会であり、選手が一生
懸命努力を重ねてようやく東京大会にこられ
た方々を、濃厚接触したということで14日間
隔離してしまうと、試合に出ることができな
くなるという状況もあり、(略)関係者の間
で何ができるのか、選手のためにそういった
ことを調整を行っているところです」
つまり、簡単に言うと濃厚接触者は本来、
14日間の隔離が必要なのだが、五輪選手は
そうではなく「特別扱いを考えている」と
いうわけだ。
東京五輪におけるコロナ感染対策を記した
「プレーブック」では、選手らに対する
PCR検査や抗原検査について細かく示され、
ルールに違反した場合には、参加資格の剥奪
や国外退去の強制措置などが記されている。
にもかかわらず、こんな例外を認めたら、
すべてが無意味なものになってしまうだろう。
さらに言えば、これまでの緊急事態宣言や
自粛生活は一体何だったのか。
すべては濃厚接触者らによるクラスター
(感染者集団)の発生を防ぐための対策では
なかったのか。
「五輪だから特別扱い」したところで、
ウイルスが活動を控えるわけがない。
「一生懸命努力を重ねて」いるのは五輪選手
だけではない。
飲食店をはじめとする中小企業、そこで働く人、
サラリーマンも皆、コロナ感染拡大封じ込めの
ために努力を重ねている。
このままだと、ヘタをすれば濃厚接触者による
感染爆発が発生し、それが日本国内中に広がり
かねない。
政府の水際対策はあちこち穴だらけだが、
五輪選手の濃厚接触者特別扱いだけは絶対
ダメだ。
【転載終了】
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ちょっと前の記事でも、ちょっと触れ
た記事です。
このような大事な部分を厳正にしない
で、あやふやにしてグレーな部分をつく
るのが日本の一番の欠点ですね。
特に役人に多い特徴ではないしょうか。
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