自民党ベテラン議員続々引退も・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■自民党ベテラン議員続々引退も・・・
後継は世襲だらけの“出来レース”でウンザリ
公開日:2021/07/09
自民党ベテラン議員の引退表明が相次いで
いる。
現役最年長の伊吹文明元衆院議長
(83歳・京都1区)が先月、自身やスタッフ
の高齢を理由に秋までに行われる総選挙に
出馬しない考えを表明。
塩崎恭久元官房長官(70歳・愛媛1区)も
引退を決めた。
党4役の山口泰明選対委員長(72歳・埼玉10区)
も今期限りで引退すると正式発表。
選対委員長は衆院選まで続けるという。
「次男を確実に後継にするため、公認決定
に影響力のあるポストにとどまるつもりで
しょう」(自民党本部関係者)
山口氏だけではない。伊吹氏は
「国会議員の職は主権者の主権を預かっており、
個人のものではない」と世襲を否定して、
後継に京都府庁出向経験のある総務官僚を擁立
したが、他はどいつもこいつも世襲狙いだから
ウンザリしてしまう。
「塩崎さんは一応、後継選びは公募の形を取り
ましたが、長男で弁護士の彰久氏が応募していて、
出来レースの感が否めません。アキタフーズ社か
らの現金受領で議員辞職した吉川貴盛元農相
(70歳・北海道2区)も北海道議の長男を出馬さ
せたがっているし、西川公也元農相(78歳・栃木
2区)も県議の長男に地盤を譲ろうとして、公募
で別の候補者に決めた地元県連とモメています」
(前出の関係者)
■菅首相の持論「世襲制限」はどうなった?
野党でも、引退を発表した立憲民主党の
荒井聡元国家戦略相(75歳・北海道3区)の後継
は長男だ。
歌舞伎役者じゃあるまいし、世襲だらけでは
ロクなことにならないのは、安倍前首相や
麻生財務相を見れば明らかだ。
かつては自民党内にも「世襲制限」の議論が
あった。
その急先鋒だったのが菅首相だ。
自民党が下野した09年の総選挙に選対副委員長
として臨んだ菅は、党内の世襲政治家から猛反発
をくらいながらも
「3親等以内の親族の引退直後に同じ選挙区から
出馬する候補は公認しない」という世襲制限を
マニフェストに盛り込むべきだと強硬に主張して
いた。
「自分は叩き上げだという自負があったので
しょう。世襲候補が一概にダメというわけでは
ないが、少なくとも予備選をやるとか、非課税
相続の温床になっている資金管理団体を清算す
るなど対策を講じる必要がある。首相になった
今こそしっかり世襲制限に取り組んで欲しいで
すが、二階幹事長や麻生氏も息子への世襲を
望んでいるといわれ、党内基盤の弱い菅首相は
世襲批判を封印してしまいました」
(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
おかげで自民党はすっかり世襲天国。
有権者はいつまで選挙区の私物化を許すのか。
【転載終了】
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政治の劣化を招いたのは、単純に地盤看板
を引き継ぎ自民党の頭数を減らさないことを
一番に考えている自民党の体質ですね。
菅氏の
>「3親等以内の親族の引退直後に同じ選挙
区から出馬する候補は公認しない」という
世襲制限・・・
いい対応だと思います。
欲を言えば、三期くらいは世襲を禁止する
事を規定してほしいですね。
>歌舞伎役者じゃあるまいし、世襲だらけで
はロクなことにならないのは、安倍前首相や
麻生財務相を見れば明らかだ。
世襲の弊害が表面化したのは、安倍氏や
麻生氏の存在が大きいかも知れないですね。
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