4回目の緊急事態宣言が飲食業界を分断・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■4回目の緊急事態宣言が飲食業界を分断

 「酒は出したもの勝ち」で業績二極化

 公開日:2021/07/09


 7日、新型コロナウィルスの新規感染者数

が900人を超えたことで、東京都では4回目

の緊急事態宣言が発令される。

7月12日から8月22日までと、オリンピック

開催期間中(7月23日~8月8日)はもと

より、24日のパラリンピック開催直前までと

適用期間は長期に渡る。


 同時に、まんえん防止等重点措置適用中の

10都道府県のうち、埼玉、千葉、神奈川、

大阪は8月22日まで延長。

それに伴い、時間や人数制限のもと酒類の

提供を再開していた「まん防」エリアでも、

飲食店は酒類提供の「原則停止」を要請

されることになる。


 「お酒だけが原因とされ、我々だけが

ずっと犠牲になっている」


 外食大手「ワタミ」会長の渡辺美樹氏が

こう漏らしたように、飲食業界の不満は

いよいよ爆発しようとしている。

 時短営業、酒類提供の停止といった政府、

自治体の要請に背いて通常営業を続ける

外食チェーン「グローバルダイニング」に

続けとばかりに、通常営業に舵を切る飲食店

が増えているという。


■正直者がバカを見る状況


 それもそのはず、自粛を守っている飲食店と、

そうでない飲食店では業績がはっきりと二極化

しているからだ。


 「上場している外食チェーンの月次売り上げ

を見れば、二極化は一目瞭然です。コロナ禍を

逆手に業績を伸ばしているグローバルダイニン

グを筆頭に、NATTY SWANKY(東証マザーズ)

運営の『肉汁餃子のダンダダン』は業績をV字

回復させる(6月の全店月次売り上げは前年

同期比240.1%)など、規模の大小問わず、夜

遅くまでお酒が飲める通常営業に切り替える

飲食店は少なくありません」(市場関係者)


 一方、自粛要請に従っているワタミ(非開示)、

鳥貴族(同17.4%)といった外食チェーンは、

時短営業の実施、休業店舗の増加で、業績不振

に陥っている。

ワタミは緊急事態宣言に基づき、都内の

休業店舗を現在の36店から70店に拡大させる

予定。

まさに、正直者がバカを見る状況になっている。


 ところが、8日、西村康稔経済再生担当相は

「酒類提供停止を徹底するため」、酒類販売業者

に通常営業を行う飲食店と取引を行わないように

要請する意向を明らかにした。

不当な圧力をかけて酒の供給を止めるだけでなく、

酒類を提供しないよう飲食店に融資する金融機関

にも働きかけさせることで、意地でも通常営業

させない気でいるという。


 さらに、緊急事態宣言中の自粛に対して、

協力金の一部先払いで不満を鎮めようと目論んで

いる。

抜け駆け営業を阻止するため、政府は誓約書を

提出した飲食店に一律支給の1日4万円を先出しで

渡すと発表。

これまで協力金の支給遅れに多くの飲食店が不満

を持っていたため取られる措置とのこと。


 だが、果たしてどれだけの飲食店がこの要請に

従うのか。

緊急事態宣言も4回目ともなれば、

「生きていくために自粛破りはやむ終えない」と、

飲食店経営者が考えるのは当然のことだろう。


 そもそも、普通の生活を犠牲にしてまで、

オリンピックを実施する必要はあるのか。


【転載終了】

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>「・・・酒類販売業者に通常営業を行う

飲食店と取引を行わないように要請す

る意向を明らかにした。不当な圧力を

かけて酒の供給を止めるだけでなく、

酒類を提供しないよう飲食店に融資す

る金融機関にも働きかけさせることで、

意地でも通常営業させない気でいると

いう。


 いくら何でもこれは営業妨害として

業界から提訴されるのでは?

金融機関も政府の要請に応じたら、

業界が預貯金を引き上げる動きになる

かも?


 というか、総選挙で政権与党の敗北

は決定ですね。

自民党の議席を過半数にしなければ

野党に要請し法案は通らなくなります

から。


LC=相棒's のじじ~放談!

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