4連休「発熱相談」連日3000件超で感染爆発の予兆ハッキリ!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ拡大は青天井!
4連休「発熱相談」連日3000件超で
感染爆発の予兆ハッキリ
公開日:2021/07/28
あっさりワースト記録を突破だ。
27日の東京の新規感染者は2848人。
1月7日の2520人を大幅に上回り、過去最多
を更新した。
前週の同曜日比2倍を軽く超え、感染拡大は
青天井の勢い。
この先も減る要因は見当たらない。
東京五輪のメダルラッシュにうつつを抜かし
ている場合じゃない。
◇ ◇ ◇
まん延防止等重点措置から4度目の
緊急事態宣言に切り替わって2週間余。
過去最多の感染は、宣言前夜の
“駆け込み宴会”などの人流激増が反映
したとみられる。
さらに宣言後も、4連休に五輪開幕と
懸念材料が目白押し。
感染拡大に歯止めがかかりそうにない。
気になるのは、都の「発熱相談センター」
への相談件数だ。
22日から25日までの4連休はいずれも
1日3000件を超えた。
これまで3000件超は、たった1回だけ。
今年1月3日の3239件のみだった。
4日連続3000件超は前例のない異例の
数字。
相談件数は今後の感染の増減を見通す
先行指標とされ、過去にない感染大爆発
の前兆と考えた方がいい。
■「8月前半4000人」の最悪試算より
ハイペース
1日当たり新規感染者4000人の大台も
現実味を帯びてきた。
京大ウイルス・再生医科学研究所の
古瀬祐気特定准教授が今月7日の厚労省
アドバイザリーボードの会合で報告した
試算によれば、「強い対策」がなければ、
7月下旬に2000人、8月初めに3000人、
10日ごろには4000人に達するとしている。
27日の段階で3000人に迫るペースは、
この“最悪試算”をはるかに凌駕している
のだ。
「強い対策」とは、アナウンス効果に
より、実効再生産数を20%低下、対策の
実施によりさらに20%低下させるレベル
の対策を指す。
しかし、宣言発令から2週間経ち、
新規感染者は連日、前週同曜日比2倍前後
の勢いで増えている。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「4度目の緊急事態宣言は『強い対策』に
は程遠く、焼け石に水にしかならなかった。
宣言のアナウンス効果は、もともと薄れてい
た上に、五輪開催という矛盾したメッセージ
によって、完全に相殺されています。報道も
五輪ばかり。このまま五輪を続行し、ハイ
ペースの感染拡大が続けば、病床は一気に
埋まり、必要な医療が提供できない事態にな
りかねません」
東京の入院率は約20%。
コロナ患者の10人に2人しか満足な治療が
受けられない状況だ。
この先、新規感染者が4000人、5000人と増え
ていけば、間違いなく助かる命も助からなく
なる。
27日のぶら下がり会見で、菅首相は東京五輪
を中止する選択肢について
「人流は減っていますし、それはありません」
と断言した。
命を犠牲にしてでも五輪を続けるつもりのよう
だ。
■コロナの疑い前週の1.6倍
1日当たりの新型コロナウイルスの新規感染
者数が過去最多となる中、救急患者の受け入れ
先がすぐに決まらないケースが増えている。
総務省消防庁は27日、「救急搬送困難事案」が、
19~25日の1週間に全国52の消防で2202件
あったと発表した。
前週より43%多く、3週連続の増加。
うち、37度以上の発熱や呼吸困難などの症状が
あり、新型コロナウイルス感染が疑われる事案
は698件で、前週の1.6倍と大幅に増えた。
1週間の件数が2000件を超えるのは今年
5月3~9日以来。
地域別では、東京消防庁が1121件と最多で、
前週から34%増だった。
【転載終了】
***************************
>4連休「発熱相談」連日3000件超で
感染爆発の予兆ハッキリ
4連休は、地方の旅館など東京、大阪
からの観光客でいっぱいだったようです。
この状況で都民がどう判断するかですが、
帰省など人流が変わらなければ、4000人と
いう数字は現実になり、地方にも拡大して
いくのは確実でしょう。
0コメント