コロナ陽性率の異常な高さが意味するもの・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ陽性率の異常な高さが意味するもの・・・
“PCR検査難民”続出の恐れと医師も警鐘
公開日:2021/08/06
いよいよ東京都の1日当たりの新規感染者
が5000人を突破。
感染者数の多さを裏付けるように、陽性率も
4日時点で20.9%(ステージ4の基準は10%
以上)と、異常な高さになっている。
実は、東京の陽性率を超える自治体が他にも
あるのだ。
緊急事態宣言が発令されている6都府県の
中で、最も陽性率が高いのは神奈川県の
26.39%。
同県内の川崎市にいたっては、41.9%だ。
横浜市も21.1%と高い。
都内だと、中野区が25.7%で、練馬区も
24.2%と高水準だ。
WHOは、感染がコントロールできているか
を判断する指針として
「陽性率5%未満が少なくとも2週間続く
こと」としている。
5%を超える状態は、検査件数が少なすぎるか、
市中感染が想定より進んでいるということを
示す。
東京は、検査件数も少なく、市中感染も進んで
いる可能性がある。
感染が大爆発している東京都は、1日当たり
6万8000件の検査能力があるというが、実際
は、7日間移動平均で1万2000件程度しか
行われていない。
人口が3分の2ほどの大阪府は1万6000件を
超える日もあり、陽性率は7.5%だ。
大阪と比べると、都の検査件数は明らかに少な
い。
「実際の都の検査能力は限界に近づいている
可能性がある」(医療関係者)という。
今後は検査を受けたくても受けられない
“PCR検査難民”が続出する恐れがある。
すでに沖縄では、検査を受けられない人が出て
いる。
沖縄タイムスによると、40代女性は自宅近くの
病院から「(検査は)1カ月待ち」と言われた
という。
満足に検査が受けられなければ、陽性率は上が
る一方だ。
何より、感染者を隔離できない。
わだ内科クリニック院長の和田眞紀夫氏が
言う。
「民間の検査センターで陽性が判明しても、
民間機関は保健所への届け出義務がありませ
ん。ですから、民間で陽性が分かった人は改
めて診療所などで検査を受け直さなければい
けない。二度手間ですし、民間の検査も行政
の検査と同列に扱わないと、検査件数は増え
ていきません。また、インフルエンザの検査
のように、一般の診療所で手軽に受けられる
ようにしなければ、やはり検査件数は増えな
い。今後は、検査を受けたくても受けられな
い人が出てくることも考えられます。感染を
抑え込むには検査体制を拡充すべきなのに、
政府や都が前向きに検討しているようには
見えません」
そのうち陽性率が80%、90%になる日が
来るかもしれない。
【転載終了】
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デルタ株は、エレベーターに同乗した
だけで感染すると言われるほど感染力が
強いと言われています。
多分、国民にそのような強いメッセージ
が行き届いていないからでしょう。
それと、ワクチンは万能ではありません。
油断しない方がいいでしょう。
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