都のコロナ療養施設がこっそり「五輪選手用」に差し出されていた!

LITERA


【転載開始】


■都のコロナ療養施設がこっそり

 「五輪選手用」に差し出されていた!

 別の施設では五輪関係の十数人が収容

 され国内感染者と同居

 2021.08.07 


 菅政権が唐突に打ち出した

「中等症は入院させない」という方針は世論

の猛反発で修正されたものの、

「入院したくても入院できない」状況は

どんどんひどくなっている。


 とくに、感染爆発の東京都では、6日時点で

自宅療養者が1万8036人、入院・療養等調整中

が1万1001人にのぼり、入院病床も療養施設も

まったく足りていない状況だ。

そして、入院も療養施設にも入れず自宅に

止めおかれた自宅療養者の死者がここにきて

急増している。

FNNは5日、8月に入って、少なくとも8人が

自宅療養中に死亡していると報じた。

 

 ところが、そんななか、あ然とする事実が

判明した。

東京都が貴重な感染者用の宿泊療養施設を

ひそかに五輪関係者用の療養施設に転用して

いたというのだ。


 「しんぶん赤旗」日曜版8月1日号がスクープ

したのは、東京都内にある300室規模のホテル。

同ホテルには、正面入り口に、

「リニューアル工事中」の張り紙があり、

一般客は入ることができなくなっている。


 しかし、1階には

「宿泊療養施設スタッフの皆様」のタイトルで、

防護服の装着方法の説明動画にリンクする

QRコードが掲示され、駐車場には

「TOKYO 2020」のステッカーを貼った車両が

出入り。

陽性が確認された複数の五輪選手が同ホテル

からSNSで検査の様子や食事の内容を投稿した

ことも確認されている。

ようするに、東京都が確保していた都民のため

の療養施設がいつのまにか、五輪選手専用の

療養施設になっていたということらしい。


 しかも、都民の療養施設の五輪利用はこれだけ

ではなかった。

同じ「しんぶん赤旗」日曜版が翌週、上記とは別

の療養施設となっている都内のホテルに、

海外から来日した五輪関係者十数人が入所して

いたことを報じたのだ。


 こちらは、専用施設でなく、都民の感染者と

いっしょに入っているという。

都福祉保健局感染症対策本部も取材に

「メディア関係者など海外の五輪関係者十数人が

との宿泊療養施設に入所している。都民と混在し

ているのは事実だ」と答えている。


 前述の専用施設があるのになぜ?と疑問を抱か

ざるを得ないが、選手と関係者を分けたいという

組織委の意向で、別に提供させられたということ

のようだ。


 いわずもがな。

都の宿泊療養施設は都民の税金で確保されたもの。

しかも、医療崩壊が進み、都民は入院や療養施設

に入れない状態が起きているというのに、

その貴重な療養施設を五輪のために明け渡すと

いうのは、いったい何を考えているのか。


■選手と分けるために、海外の五輪関係者十数人

 が別の療養施設に! 国内感染者と同居でバブル

 崩壊


 さらに問題なのは、後者の施設で、都民の感染者

と海外の五輪関係者の感染者がいっしょに宿泊して

いることだ。


 エレベーターや食事を取りに行くときなどに接触

する可能性がある。

組織委が打ち出した五輪関係者を外部と接触させ

ないバブル方式が破綻しているのは今に始まった

ことではないが、よりにもよって、国内の感染者

と海外の感染者を接触させるというのは、

それこそ新たな変異株のリスクもある。


 とにかく何から何までありえないのだが、

こんな無茶苦茶が平気でまかりとおるというのは、

結局、政府や東京都が

「国民・都民の命より五輪優先」だからだろう。


 そして、これはマスコミも同じだ。

五輪開催前は、五輪優先で感染対策がおろそかに

なっていることを批判していたが、

五輪が始まった途端、「〇〇がメダル」といった

礼賛報道一色。この療養施設の五輪差し出し問題

も追及しているのは「赤旗」だけで、まったく

報道されていない。


 五輪の影響が本格的に出るのはこれからだ。

おそらく医療崩壊はさらに進み、自宅療養中の

死者はどんどん増えていくだろう。

その責任を一体誰が取るのだろうか。

(伊勢崎馨)


【転載終了】

************************


 兎に角、強硬開催した手前、クラスター

を表面化させたくなかったのでしょう。


 これが、今の日本です。

以前の日本なら、こんな愚行は起らなかった

とは思うのですがね。


 緑のタヌキの姑息さ?

都民のために何かやってましたかね?


0コメント

  • 1000 / 1000