新型コロナの感染源は地下街や地下鉄?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■新型コロナの感染源は地下街や地下鉄?
今こそ科学的な調査を進めるべき
公開日:2021/08/10
新型コロナウイルスの感染拡大で過去最悪
と言ってもいい事態が到来している。
首都圏や近畿圏、あるいは札幌、福岡など
の大都市圏で毎日、数千人規模の感染者や
病人が続出しているという事実だ。
原因はいくつか挙げられるだろう。
だが、最大の問題点は、これまで政府や
専門家会議、東京都などが全力を傾注して
コロナ対策に取り組んできたにもかかわらず、
なぜ、現在のような完全爆発の現実を生み
出したのかということだ。
かつて、東京都公害局に関係した専門家
の一人は、次のように語っていた。
「医学関係の専門家に対策を“丸投げ”した
ことがそもそもの誤りだった。これまで政府
や東京都はすべての責任を酒と飲食店にかぶ
せてきたが、それらの原因は全体のほんの
数パーセントに過ぎない。今回、数千人規模
の感染者が同時発生したことで、原因が
飲食店や酒だけではないことがはっきりした。
おそらく感染原因のひとつは、地下鉄や地下
街で広がるウイルスに汚染された空気ではな
いか」
大都市圏の地下街や地下鉄では、1日に
数十万、あるいは数百万人規模で歩行者や
乗客が往来し、そこで吐き出される呼気の
中には、微量のウイルスが含まれていると
みられる。
そのウイルスが空間などに少しずつ滞積。
やがて飽和状態に達し、そこに感染力が
既存株の1.5倍というデルタ株などが出現
することによって、一挙に感染爆発の段階
に突入したのではないか――という見方だ。
確かに大規模な感染拡大の兆候がみられ
る場所の中には、地下鉄や地下街に関係
したとみられる立地が少なくない。
大阪の梅田、東京の新宿や池袋などだ。
地下鉄大江戸線の関係者にもクラスター
(感染者集団)が発生したことがあった。
感染が拡大している都内は素通りしただけ。
食事も取らなかったにもかかわらず、
感染が確認されたという、ある地方在住者
は「地下鉄を何度も乗り換えた」と語って
いたといい、感染者が確認された百貨店の
従業員は
「地下街の食品売り場に勤務する関係者から
感染者が何人も発生している」などと話して
いた。
地下鉄や地下街を漂う空気とそこに含ま
れる微量なウイルス――。
いまだに詳しい感染メカニズムが分からない
新型コロナウイルスの実態を明らかにするた
め、今こそ、あらためて科学的な分析が必要
な時ではないだろうか。
(文=志村岳/医事ジャーナリスト、
元東京都衛生局職員)
【転載終了】
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今更、飲食店の感染リスクは数%だと
言われても、閉店した人達への保証は
どうなるのか。
今まで感染力の強くないアルファ株な
のでマスクなどで一定の感染予防はでき
ていたのでしょう。
しかし、感染力の強いデルタ株は、「密」
になるだけでマスクをしていても感染し
てしまう可能性があったのでしょうね。
これからどうするかですが、既に、
政府は打つ手がないとサジを投げています。
国民が打つ手は、二重マスクぐらいしか
ないですね。
デルタ株はワクチン接種していても感染の
リスクはあるようですから。
もっと心配なのは、空港で確認されてい
る、ラムダ株が市中に入ってしまっていな
いかです。
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