急変しても入院できない「深刻28都市」リスト・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■急変しても入院できない「深刻28都市」
リスト
全国で“なし崩し”在宅患者が急増中
公開日:2021/08/12
11日の全国の新型コロナウイルスの
新規感染者数は1万5812人と過去最多を
更新した。
コロナ病床が日を追うごとに逼迫している
のに、菅首相は病床捻出に有効な手を打と
うとしない。
その結果、救急車が来ても、入院先が見つ
からないケースが激増している。
◇ ◇ ◇
総務省消防庁は11日、8月2日から8日
までの1週間の「救急搬送困難事案」の
件数を発表した。
救急搬送困難事案とは救急隊が医療機関に
3回以上断られ、搬送先が決まるまでに
30分以上かかった事案のことだ。
全国52の消防で2897件発生し、5週連続
の増加だった。
コロナ感染の疑いのあるケースは1387件
で約半数を占めた。
■救急搬送困難事案は1カ月で2倍に
1カ月前(7月5~11日=1390件)と
比べると、救急搬送困難事案は2倍超に
なっている。
「1.5倍以上」と「皆増」
(0件から件数が発生)は、計28エリアに
上る〈表〉。
全国的に困難事案が発生しているのが
分かる。
消防庁の担当者は
「明らかに増加傾向が顕著になってます」
(救急企画室)と警戒感を示した。
福島と和歌山は1件が6件に増えた。
新規感染者が15日連続1000人を突破して
いる神奈川の川崎と横浜も大幅に増えて
いる。
東京は729件から1532件へと2.1倍だ。
今月、自宅で急変した都内在住の50代の
重症患者は120の医療機関に受け入れを
断られ、搬送先が決まるまで5時間以上
かかっている。
■急変しても入院できない
容体が急に悪化するのがコロナの特徴
だ。
入院が困難では、コロナ患者は安心して
自宅療養はできない。
このままでは第4波の大阪のように、
全国各地で自宅死するケースが急増しか
ねない。
昭和大医学部客員教授の二木芳人氏
(臨床感染症学)が言う。
「救急搬送困難事例の増え方から分かる
ように、すぐに入院できる体制にはなって
いません。体制が整わない中、なし崩し的
に自宅療養が増えている感があります。
このまま自宅療養が増えれば、救える命が
救えなくなってしまいます。軽症から医師
が患者を見ていれば、先手先手で手が打て
るし、重症者でも入院すれば意外に亡くな
らない。医師の目が行き届くところに患者
を置くことが重要です。福井県では体育館
に医師と看護師が常駐する100床の臨時
病床をつくり、自宅療養をさせない方針を
堅持している。東京でも五輪関連の施設を
含めて活用できるスペースはいくらでも
あるはずです」
菅首相は自宅療養者について、
「必要であればすぐ入院できる体制を整え
る」と強調しているが、入院のハードルは
高まる一方だ。
11日の都内の療養者数3万5689人のうち、
在宅患者はなんと3万257人
(自宅療養1万9396人、入院・療養等
調整中1万861人)。
全国的にも在宅患者は急増している。
至急のアクションが必要だ。
【転載終了】
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政府はどうするつもりなのでしょう。
こんな状況なのに、パラリンピックも
開催するつもりのようですが。
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