五輪関係者から7月上陸「ラムダ株」は厚労省ノーマーク!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■五輪関係者から7月上陸「ラムダ株」は

 厚労省ノーマーク!市中蔓延は時間の問題

 公開日:2021/08/17


 すでに日本に上陸していたことが分かった、

南米ペルー由来の新型コロナウイルスの変異株

「ラムダ株」。

先月、空港検疫で五輪関係者から初めて確認

されていたのに、厚労省はメディアに問われ

るまで公表しなかった。


 心配なのが、上陸を許したラムダ株が、

この先、市中に蔓延することだ。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「アルファ株(英国株)やデルタ株(インド株)

の上陸から市中への蔓延プロセスを見ると、まず

流行国からの渡航者のコロナ陽性が空港検疫で

見つかり、その後、市中に広がっています。空港

検疫の抗原検査は精度が低いため、検疫をすり

抜けたラムダ株の感染者が『陽性』と知らない

まま、市中で行動しているのでしょう」


 まだラムダ株かどうか確定していないが、

8月12日にも羽田空港に到着したペルーに滞在歴

がある50代男性と30代男性のコロナ陽性が確認

された。


 また、ラムダ株は中南米を中心に40カ国以上

で確認されている。


■厚労省はスクリーニング検査も実施せず


 ラムダ株はデータが少なく、

WHO(世界保健機関)は「懸念される変異株」

より下位の「注目すべき変異株」の指定にとど

めているが、強い感染力と抗体への耐性を持つ

恐れには警戒を示している。


 ラムダ株の感染力はデルタ株に匹敵するとの

指摘がある。

また、抗体への耐性について、ニューヨーク大

の多田卓哉博士研究員は、これまでにない変異

が細胞との接続部分に見られることから、

3~5倍程度ワクチンの有効性が下がる可能性

を指摘している。


 ところが、厚労省はノーマーク。

ラムダ株を「注目すべき変異株」にも指定せず、

空港検疫以外は、陽性者のウイルスがラムダ株

かどうかを確認するスクリーニング検査も実施

していない。


 「現在、デルタ株についてはスクリーニング

検査をしていますが、すでにデルタ株は市中に

広がっており、検査の意味は薄らいでいる。

市中にいるかどうかという段階のラムダ株こそ、

スクリーニング検査を徹底的に行うべきです。

早期発見、早期隔離によって、感染拡大を防げ

ます。デルタ株が落ち着いても、ラムダ株に

置き換われば、切れ目なしに感染爆発が続く

ことになりかねません」(中原英臣氏)


 五輪をきっかけにラムダ株が上陸し、蔓延

したら最悪である。

すぐにラムダ株のスクリーニング検査を始める

べきだ。


【転載終了】

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 厚労省は失態続きで、コロナ禍で何の

役割も果たせていないという感じです。


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