菅首相の甘すぎる“10月前半解散”戦略・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■菅首相の甘すぎる“10月前半解散”戦略

 ワクチン一辺倒の楽観主義を

 「ブレークスルー感染」が打ち砕く

 公開日:2021/08/24


 「今月中には(2回接種が全国民の)

4割を超える見込みとなっている」―。

新型コロナワクチン接種について、

加藤官房長官は23日、そう胸を張った。

菅首相はワクチン普及を頼りに感染爆発

を抑え、解散に打って出るつもりらしい

が、日本より先にワクチンの普及した

世界各国で感染が再拡大している。


 総選挙を前に内閣支持率はボロボロだ。

ANN世論調査(今月21、22日実施)の

支持率は発足後最低の25.8%。

第2次安倍内閣(2012年12月)以降、

ワーストをたたき出した。


 不人気を裏付けるように、菅首相の

「お膝元」の横浜市長選は“惨敗”。

求心力回復はワクチン頼み。

10月初旬までに希望者の8割が接種でき

る量を配分し、10~11月の早い時期に

希望者への2回接種完了を見込む。


 「菅さんはワクチン接種が進む10月に

は、感染状況が落ち着くと期待を寄せて

いる。『9月29日投開票』となる見通し

の総裁選で再選を果たした後、10月前半

の解散を模索しているようです」

(自民党関係者)


■米国研究チームが警鐘鳴らす

 「ブレークスルー感染」の驚愕実態


 しかし、ワクチン接種が進んでも感染

状況が改善するとは限らない。

米ユタ大や米ジョンズ・ホプキンス大な

どの研究チームが、今年1月から6月末

に米ユタ州で確認された変異株の感染

事例とワクチン接種率の関係を分析。

10日公表の査読前論文によると、今年

6月末までにユタ州の人口の54%が

ワクチン接種を終えていたのに、4月

中旬のデルタ株の出現以降、ワクチン

の効果が減退したという。


 5月中旬に90%だった感染予防効果

は6月末までに83%に低下。

感染事例のうち、接種後の

「ブレークスルー感染」の割合は推計値

の6.4%を超え、実際は10.5%(6月末)

に上った。

研究チームは「デルタ株はワクチン接種率

が高くても大流行する恐れがある」と警鐘

を鳴らしている。


 「俺は勝負に強い」とうそぶいていると

いう菅首相。

政権浮揚を狙った東京五輪の開催強行は

逆効果に終わった。

見通しの甘い解散戦略も同じ轍を踏むに

違いない。


【転載終了】

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 ワクチン対策も真面に出来ず、五輪や

横浜市の市長選挙には一生懸命では、

国民の信用がなくなるのも当たり前です。


 9月には支持率20%割れだってあり得

ます。


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