菅首相を待ち受ける「本当のイバラの道」・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■菅首相を待ち受ける「本当のイバラの道」
は衆議院選挙
お膝元に「後ろ盾」はもういない
公開日:2021/09/04
菅首相(自民党総裁)が3日、事実上の
退陣を表明したのは、
総裁選(17日告示、29日投開票)で再選が
見通せなくなったためだ。
後手後手の新型コロナウイルス対策に
国民の不満は爆発寸前。
内閣支持率が「危険水域」を続けている
ことが退陣の主な要因だろうが、決定的と
なったのは二階幹事長の交代という「奇策」
を打ち出したことだろう。
党内基盤を持たない菅首相が「後ろ盾」
を失えば、総裁選では地方の党員票だけ
でなく、国会議員票すら十分な得票は
見込めないのは明らか。
「このままでは総裁選に必要な推薦人すら
集められないのではないか」(自民党関係者)
との話が流れていたのも当然だった。
人事権を盾に官僚を恫喝、冷徹な左遷を
繰り返し、新型コロナ対策は失敗続き。
それでいて、
「自分の延命のためなら、なりふり構わない」
という総裁選をめぐる姿勢は、国会議員は
もちろん、多くの有権者の目にも「やり過ぎ」
と映ったようだ。
菅首相の総裁選不出馬報道に対するネット上
の声を見ても、
<仲間の議員すら平気で切り捨てる人に国民の
命を守れるのか>といった意見や、
<コロナ対策に集中するため不出馬と言ってい
るけれど、勝てないからでしょ。最後まで自分
勝手>などの批判が少なくない。
■“ハマのドン”の予言が当たるのか
安倍前首相の辞任を受け、昨年9月16日に
発足した菅政権はわずか1年余りで幕を閉じる
ことになったわけだが、菅首相にとって本当の
いばらの道はこれからだろう。
ズバリ、総裁選後に行われる総選挙だ。
というのも、自民党神奈川県連の
土井隆典幹事長は2日、総裁選に向けた会合後、
記者団の取材に対して
「県連としては特に、菅さんを頼むという応援
をするつもりは一切ない」と断言したからだ。
さらに菅首相は二階幹事長のほかに、もう一人、
重要な「後ろ盾」を失っている。
菅首相と長く「蜜月関係」にあったとされる
“ハマのドン”こと、藤木幸夫・横浜港ハーバー
リゾート協会会長のことだ。
8月下旬の横浜市長選では、藤木氏が推した
山中竹春・元横浜市大学教授が当選を果たし、
菅首相が支援した小此木八郎・前国家公安委員長
が敗れた。
選挙戦で、山中氏の総決起集会に出席した
藤木氏は「菅はもうすぐ終わりじゃない(のか)」
と断言していたが、藤木氏の“予言”は、総理総裁
としての「終わり」ではなく、政治家として
「終わり=引退」と言いたかったのかもしれない。
【転載終了】
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政治家が強力な支援者を裏切るの
は駄目ですね。
全てをなくします。
菅氏は、権力を握って目と思考力が
ぼやけてしまったのでしょう。
元総理総裁で引退したらどうで
しょうかね。
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