コロナ禍で破綻リスク企業が急増中 ・・・

ベテラン証券マンが教える株のカラクリ


【転載開始】


■コロナ禍で破綻リスク企業が急増中

 見分ける方法はあるのか

 公開日:2021/09/12


 コロナ禍の長期化により、上場企業でも

サービス業や外食産業など深刻な経営不振

に陥る企業が増加している。

そんな企業の株を保有している個人投資家

はヒヤヒヤだろうが、では投資家は

破綻リスクのある企業をどうやって見極め

たらよいのか。


 手っ取り早いのが、その企業が発表して

いる決算短信だ。

そこに次の文言があるかどうかがポイント

になる。


 ①事業の存続性に疑念ありとする場合に

は、「継続企業の前提に関する注記

(ゴーイングコンサーン注記)」(GC注記)、

②GC注記には至らないが、事業継続に重要

な疑義を生じさせる事象がある場合には、

「継続企業の前提に関する重要事象」

(重要事象)だ。

「会社四季報」誌上にもその旨の表示がある。


 では、この決算短信への

「GC注記」「重要事象」の記載はだれが判断

するのであろうか。

それは、監査法人でも東証でもなく、その企業

の経営者なのだ。

「当社は、事業を継続することに問題点があり

ます」と経営者が自ら投資家や取引先に注意

喚起しているのである。


 21年3月期決算を発表した上場企業2395社

のうち、「GC注記」「重要事象」の記載企業

はそれぞれ26社、63社で、合計89社であった。

これはコロナ感染が始まり大幅増加した前年

よりさらに6社増加し、リーマン・ショック時

以来9年ぶりの高水準である。


 これらの記載がある企業が直ちに経営破綻

するわけではないが、再建のハードルは高い。

一般に経営不振が続く企業は、債務超過に

陥るケースが多い。

足元で、25社ある「GC注記」の付いた企業の

うち6社が債務超過だ。

東証のルールで2年連続して債務超過になる

と上場廃止になる(コロナの影響の場合は特例

で3年)。


 そのため、債務超過を解消しようと、

企業は大抵の場合、増資を試みる。

かつてGC注記・債務超過であったシャープや

東芝は、著名企業であるがゆえ第三者割当増資

に出資者が現れ、債務超過を解消し再建された

が、通常は経営危機に陥った企業の増資は

なかなか難しい。

やはりGC注記・債務超過であった音響機器の

オンキヨーは資金調達がうまくいかず、

本年8月で上場廃止となった。


 そこの見極め。

これもまた株投資の醍醐味ともいえる。(丸)


【転載終了】

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 既に、コロナ禍で病院の倒産がでて

しまっています。

今後の政府の対応次第では、更に倒産

が出てしまうかも?


 政府は税金を使った一般病床削減を

延長、看護師5万人削減計画も検討して

いるという。

この国は経済のみならず、医療まで崩壊

させてしまうのでしょうか?


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