コロナ“隠れ陽性者”は東京都発表の3倍超!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ“隠れ陽性者”は東京都発表の
3倍超!
モニタリング検査抑制の罪とリバウンド
の火種【独自試算】
公開日:2021/09/17
「感染者がいまだ市中に潜在している
可能性がある」――
16日の東京都のモニタリング会議で
大曲貴夫医師は警戒感を示した。
都が発表する新型コロナウイルスの
新規感染者数は氷山の一角。
隠れ陽性者が発表の3倍を超える可能性が
あることが日刊ゲンダイの調査で分かった。
都は繁華街や飲食店、駅前、空港などで
モニタリング検査を実施している。
感染の疑いがある有症状者や濃厚接触者
ではなく、無症状者が検査対象で、
市中感染の広がりを推測できる。
7月5日の週は5975人の検査を行い
陽性者は3人で陽性率は0.05%だったが、
その後、陽性率はみるみる上昇。
8月16日の週は0.73%
(陽性198人/検査2万6952人)と14倍
に跳ね上がっている(別表)。
都は8月10日付で各保健所に対し
「積極的疫学調査」の縮小を通知。
濃厚接触者や感染経路を詳しく調べる
のをやめてしまった。
その結果、市中感染の拡大を許して
しまった可能性がある。
日刊ゲンダイの指摘に都は、
「新型コロナは症状の出ない陽性者が
市中に一定数います。無症状者だけが
増えているのではなく、有症状者も
含めて全体として陽性者数が増えてい
る。積極的疫学調査の縮小が潜在の
陽性者を増やしたのかどうか、影響し
たのかは一概に言えない」
(感染症対策部)と答えた。
■新規感染者数は減少傾向だが…
もし、モニタリング検査を都民全員に
実施するとどうなるのか。
モニタリング検査の陽性率を東京の人口
に当てはめ、1日平均の新規感染者数を
試算した。
8月16日の週は1万4693人で都が発表
した3877人の3.7倍、9月6日の週でも
6808人と発表の3896人の1.7倍だ。
発表数の数倍の隠れ陽性者の存在をうか
がわせる。
「新規感染者数の減少傾向が続いていま
すが、喜んでいる場合ではありません。
隠れ陽性者が市中感染を広げ、リバウンド
につながる恐れがあります。モニタリング
検査の陽性率が限りなくゼロに近づくまで
感染対策を徹底すべきです」
(西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏=感染症学)
警察庁によると、自宅などで死亡した
コロナ感染者は8月に250人が確認されたが、
半分近くの118人は死後に陽性が判明してい
る。
多数の隠れ陽性者が死に至っているのだ。
一貫して検査抑制してきた罪は重い。
【転載終了】
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普通にあり得るなと思っちゃいますよね。
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