感染は日本とアメリカが中心・・・R.1変異株の危険度!

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【転載開始】


■感染は日本とアメリカが中心、

 すでに35カ国で確認されたR.1変異株

 の危険度

 Dangerously Mutated R.1 COVID

 Variant Detected in 35 Countries

 2021年9月24日


 <せっかくワクチンで抗体を獲得しても、

その効果を薄れさせる変異株が流行すれば

人類は再び苦戦を強いられることに>


 世界でワクチン接種が進んでいるが、

今後の新型コロナウイルスとの戦いの行方

を決めるのは、変異株への対応となりそう

だ。

そうしたなか、感染力の強さとワクチンで

得られた抗体を回避する可能性で、

科学者たちが警戒を強めているのがR.1系統

の変異株だ。

R.1株はこれまで、日本やアメリカを含む

世界35カ国で検出されている。


 この変異株がアメリカで最初に確認された

のは2021年3月のこと。

ケンタッキー州にある老人介護施設の入所者

と職員合わせて50名近くが感染した。

それ以降、47州で確認されていることが

データからわかっている。


 最初に日本で検出された

(国外から移入したとみられるが起源不明)

このR.1株は、ある変異を有している。

それにより、2度のワクチン接種を終えた人

の体内にできた抗体ですら、回避できる

可能性があるという。


 新型コロナウイルスの変異株データサイト

「Outbreak.info」によれば、9月24日現在

でR.1が検出された人は、世界全体で

1万573人に上る。

Outbreak.Infoは、インフルエンザのゲノム

配列を共有する世界的な科学イニシアチブ

GISAIDの感染報告ネットワークのデータを

もとに、新型コロナウイルス変異株について

オープンソースデータを提供している。


 これまでの検出数はアメリカと日本が世界

で最も多く、それぞれ2266人と7521人と

なっている。


 GISAIDのデータによれば、アメリカで

R.1株が直近で検出されたのは8月6日で、

8月全体の全新規感染者に占める割合は

0.5%以上だった。

検出数が最多なのはメリーランド州で、

最初に確認されて以降、399人に上っている。


■抗体の効果を低下させる変異


 現在のところ感染者数は少ないが、それでも

R.1株が有する変異によって、より感染しやす

くなる可能性があると、

ハーバード大医学大学院の元教授

ウィリアム・ヘーゼルタインは考えている。

ヘーゼルタインは9月20日にフォーブスに寄稿

し、R.1で確認された5つの変異が

「抗体への耐性強化」につながる可能性がある

と述べた。


 R.1株はこうした変異を持つことで、

ワクチン接種で作られる抗体や、すでに感染

した人の抗体をより巧みに回避できるかも

しれないということだ。


 米疾病対策センター(CDC)によれば、

R.1株には、抗体が働く際の標的となる

「スパイクタンパク質」にW152L変異が見ら

れ、それが抗体の効果を低下させる可能性が

ある。


 W152L変異は、インドで初めて検出された

「デルタ株」のマイナー・バリアントにも存在

している。

デルタ株は現在アメリカで優勢となっており、

感染全体の98%以上がデルタ株で占められて

いることが、CDCのデータでわかっている。


 世界保健機関(WHO)は、

新型コロナウイルス株の監視を継続しており、

感染率に応じて分類している。

9月21日には、変異株のイータ株、イオタ株、

カッパ株について、「懸念される変異株」

から「監視下の変異株」へと格下げした。

ほかの株によって感染拡大が抑えられたのが

その理由だ。

(翻訳:ガリレオ)


【転載終了】

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 冬場は、抗体回避型の「R1株」による

感染拡大に要注意ですね。


 介護施設や学校、会社などのクラスター

が主流になる危険性も。


LC=相棒's のじじ~放談!

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