来年また総裁選の予感 茶番劇ウォッチ
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■来年また総裁選の予感 茶番劇ウォッチ
2021年9月29日
コロナ下にもかかわらず新聞テレビを
ジャックした自民党総裁選。
茶番劇ではあるが、この国の最高権力者
を決めるイベントである。
権力ウォッチが仕事の田中龍作は
総裁選会場となった都内のホテルに出か
けた。
結果は岸田文雄・前政調会長が河野太郎・
行革担当相を下して、新総裁となった。
どんな綺麗ごとを並べても、
最大派閥細田派(安倍派・96人)と
第二勢力である麻生派(56人)の支持が
なければ岸田氏が、総裁に選ばれること
はなかった。
麻生派から顧問として岸田派陣営に入り
総裁選挙を取り仕切った甘利明・税制調査会
会長が囲み会見に応じた。
朝日新聞:岸田氏が議員投票でリードした
原因をどのように見ているか?
甘利氏:岸田新総裁は挫折を経験して人間
が一回り大きくなった。
TBS:岸田政権にどのように(政策を)
進めてほしいと思うか?
甘利氏:まずはコロナの不安を解消する
・・・(中略)新しい資本主義。世界が
二極化している中でどう人心を集めてゆくか
が課題。中間層をぶ厚くしていく。
TBS:岸田体制をどのように支えてゆくか。
甘利氏:私が決めることではないが、
どうなってもそのポジションで全力を尽く
したい。(甘利氏は岸田政権で幹事長に
就くとの下馬評もあり、氏はまんざらでも
なさそうな表情だった)
記者クラブならではのヨイショ質問が
続いた。
田中は「岸田政権では安倍スガ政治を刷新
できないのではないかとの不安の声もあるが?」
とぶつけた。
甘利氏は「改革には一人で突っ走るヤミクモ
なものもあれば、志を同じゅうする人と
コンセンサスを取りながら行く手法もある。
どちらが成果が出るか?それは後に歴史が示す」。
甘利氏は河野氏と岸田氏の手法の違いを
挙げて、田中の質問を上手に煙に巻いた。
間もなくに迫る総選挙を考えれば、改革を
全面に打ち出す河野氏の方がうってつけだが、
安倍麻生支配を脱することができない。
そこに自民党の限界がある。変われないのだ。
記者クラブは派閥の立場からの質問に終始
する。
十年一日、いや半世紀一日のごとく同じ質問
を繰り返している。まったく変わっていない。
安倍スガ政治を引き摺る岸田政権は長続き
すまい。来年の今頃、また同じ光景が展開
されるような予感がする。
【転載終了】
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岸田政権の短命説は、私の先の記事
と同じ予測ですね。
コロナ対策と総選挙の結果次第です
かね。
2Aに振り回される政権では長続きは
しないでしょう。
そろそろ、現代の明治政府から脱却
しないと日本の衰退は止まらないで
しょうね。
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