海外メディアの“岸田評”「前任者と変わらない」とパッとせず・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■海外メディアの“岸田評”

 「前任者と変わらない」とパッとせず・・・

 政治姿勢にもビミョーなまなざし

 公開日:2021/10/06


 就任から一夜明けた5日、岸田首相は

アメリカのバイデン大統領や

オーストラリアのモリソン首相と電話

会談。

晴れて首相として“外交デビュー”を果た

した。


 4日の首相会見で

「(国際会議の場で)日本の発言、存在力、

しっかり示していきたいと考えています」

と意気込んでいた岸田首相。

外交力を発揮したいようだが、

海外メディアの「岸田評」はパッとしない。


 米ウォールストリート・ジャーナル

(4日付)は、安倍元首相や菅前首相を

念頭に

〈岸田氏は前任者の政策から大きくそれて

いないものの、よりリベラルな経済政策を

打ち出した〉と指摘。

岸田首相がアベ・スガ政治を継承している

との評価については、英ガーディアン

(4日付)も同じで、次のように分析して

いる。


 〈総裁選の決選投票で安倍氏が思いのま

まに票を回せることから、岸田氏は総裁選

期間中に右に旋回し、経済や外交政策で

ほぼ変化がないことを示した〉


■目立った実績なし


 海外の「岸田評」に一貫しているのは

独自性のなさ。

2012年12月から17年8月まで長きに

わたって安倍政権下で外相を務めていた

にもかかわらず、目立った評価はない。

外相としての“実績”といえば、2016年の

オバマ米大統領(当時)の広島訪問の際、

現地の説明役を買って出たことぐらい

じゃないか。


 「5年近く外務大臣を務めたのに、これ

といった業績は見当たりません。北方領土

問題では安倍元首相の影に隠れ、ライフ

ワークであるはずの核兵器廃絶を巡っては、

肝心の日本が核兵器禁止条約に不参加です。

実績がないのは、官僚が敷いたレールの

上を走ることしかできないからでしょう」

(国際ジャーナリスト・春名幹男氏)


 岸田首相の政治姿勢についても、

海外メディアはビミョーなまなざしを向け

ている。

「岸田はリベラル」との見方に対し、

英BBC放送(4日付)は

〈岸田氏は党内のベテラン議員からの

支持を維持するために、党改革と同時に、

保守派にも迎合しなければならないかも

しれない〉と強調。

「聞く力」を掲げる岸田首相には、何とも

皮肉である。


 「『耳を傾ける』といえば聞こえは良い

が、結局は『右顧左眄』に過ぎません。

総裁選で敵基地攻撃能力について『有力な

選択肢』と言ったのも、保守層への配慮

ではないか」(春名幹男氏)


 さすがアベ・スガを踏襲しているだけ

ある。岸田外交にも期待はできない。


【転載終了】

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 海外紙は政権発足から厳しい評価

ですね。


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