岸田首相“脱安倍・麻生傀儡”シフト鮮明で・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■岸田首相“脱安倍・麻生傀儡”シフト鮮明で・・・

 「3A」支配に深い亀裂か

 公開日:2021/10/10


 8日、自民党の総務会が開かれ、

麻生太郎前財務相の副総裁就任が正式に

決定した。

岸田総裁―麻生副総裁―甘利幹事長の

ラインが出来上がった。

これまで「3A」と称され、自民党を

牛耳ってきた安倍晋三、麻生太郎、

甘利明の3氏のうち、安倍元首相だけ

ラインから外れた形だ。

すでに「3A」には亀裂が生じていると

報じられている。

新体制によって亀裂が深まる可能性が

ある。


 ◇  ◇  ◇


 岸田新政権の人事の特徴は、甘利

カラーが前面に出ていることだ。

甘利氏に近い議員が次々にポストに就い

ている。

山際大志郎経済再生担当相も、

小林鷹之経済安保担当相も、

田中和徳幹事長代理も甘利人脈。

さすがに、安倍元首相の出身派閥“細田派”

からは「これじゃ甘利内閣だ。甘利がやり

たいようにやっている」と不満の声が

上がっている。


 その一方、意向が反映されなかったのが

安倍氏だ。

「高市幹事長、萩生田官房長官」を求めた

が、どちらも蹴られたという。

しかも、細田派からも抜擢はされたが、

松野博一官房長官も、福田達夫総務会長

も、高木毅国対委員長も、安倍氏とは距離

がある。

「3A」のメンバー甘利氏が幹事長に就い

ているのに、意向が通らない。

安倍氏は一連の人事に苛立ちを募らせて

いるという。


■「3A」が「1A」と「2A」に


 これまで「3A」のタッグは鉄壁だとみ

られていたが、いったい、なにが起きて

いるのか。


 「念願の幹事長に就き、権力を握った

甘利さんが暴走しているという見方もあり

ます。ただ、麻生派に所属している甘利

さんは、派閥領袖の麻生さんに逆らうこと

はない。2人は一体でしょう。実際、

“甘利人事”によって、麻生派には満点の

人事になっている。“3A”が対立してい

るわけではないでしょうが、岸田政権の

誕生によって、立場が1Aと2Aに分か

れた。いくら盟友だとしても、麻生さん

も甘利さんも、自分たちの利益を削って

まで安倍さん個人のために動くことはな

い。そもそも、安倍―麻生の結束が固か

ったのは、二階前幹事長や石破元幹事長

など“共通の敵”が存在したからです。で

も、二階さんも石破さんも弱体化して

しまった。共通の敵がいなくなったこと

で盟友関係に変化が起こることは十分あ

り得ることです」(政界関係者)


 岸田首相も“脱安倍・麻生傀儡”にシフト

しようとしている可能性があるという。


 「岸田さんは、本音では安倍さんに恨み

があるはず。安倍さんからの禅譲を期待し

ていたのに、昨年の総裁選ではハシゴを

外され、安倍さんは“菅支持”に回った。

今回の総裁選でも、安倍さんは“高市支持”

で動いた。どう考えても岸田さんを軽く

見ている。もともと、安倍さんと岸田さん

は、政治信条が百八十度違う。巧妙に

“安倍離れ”を画策しても不思議はありま

せん」(自民党事情通)


 もともと「宏池会」出身だった麻生氏は、

「大宏池会構想」を掲げ、岸田派に合併を

持ちかけていた。

この先、「3A」支配の構図が大きく変わ

る可能性がある。


【転載終了】

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  希望的要素もありますが、少しずつ、

薩長支配が消えていくのが、日本とって

一番いい形でしょう。


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