立憲民主党・中村喜四郎氏に聞く「選挙は格闘技」・・・

10.31衆院選 野党「戦いの方程式」


【転載開始】


■立憲民主党・中村喜四郎氏に聞く

 「選挙は格闘技」敵地に入り込ま

 なければ自民の牙城は崩せない

 公開日:2021/10/16


 コロナ禍で行き詰まった首相が2代続けて

政権をブン投げ、新首相は国会審議を拒んで

すぐさま解散・総選挙に打って出た。

「無敗の男」と呼ばれ、野党共闘に汗をかく

中村喜四郎氏は、この急展開を「自殺行為」

だと断じる。


 「自民党の焦りを感じさせる段取りです。

国会を閉じ続けたままフルスペックの総裁選

をやり、組閣したら一気に解散。それも、

当初の想定より1週間も前倒しで、投開票ま

での日程は戦後最短です。早く選挙をやらな

いと不都合なことが起きると慌てているのは

間違いないんじゃないですか」


 「与野党伯仲」を目指す中村氏は、知事選

などを足掛かりに野党結集を深化させてきた。

同時に、立憲の若手議員らを連れて自民に

近い企業や団体をアポなし訪問し、支持拡大

につなげる選挙手法を伝授。

門前払いに戸惑う若手を

「警戒されているから冷たい反応なんだ」

と励まし、千葉、静岡の両知事選や菅前首相

のお膝元の横浜市長選での野党系候補勝利に

結びつけた。


■4年間で132選挙区を行脚


 「衆参に知事選を含め、4年間で19都道

府県、132選挙区を歩いてきました。

『中村喜四郎? フンッ』という人もいれ

ば、『おーっ』という人もいて反応が千差

万別で面白い。千葉県知事選や横浜市長選

では立憲の衆院議員や候補者らと10日間

歩きました。『中村が来たら断れ』と指示

が回っていて、いると聞いていた社長がい

なくなっていたり。もっとも、余裕しゃく

しゃくで迎えられるのが一番困る。相手方

が反応し、ある面では怖がっているのは

いいことなんです」


 着実に流れを手繰り寄せているように

見えるものの、立憲の政党支持率は低空

飛行だ。


 「今の人は世論調査だとかを当てにして

いるけれど、私はあんまり興味ない。国民

の声を聞き分け、視線を見分ける。そうい

う肌感覚がプロの政治家にとって一番大切

な能力で、選挙で磨くもの。野党はなぜ

自民党の牙城を崩せないのか。相手の陣地

に入り込んで行かないからです。自民党

支持者と一口に言っても、みなが心酔して

いるわけじゃない。そこを攻めないから道

が開けない。蹴っ飛ばされても、塩をまか

れても、少し話を聞いてみようかと言って

もらえるまで粘らないと」


 野党ならではの“体質”にも厳しい。


 「選挙は格闘技なんですよ。ふわっと

戦い出て、ムードを変えて地上戦で勝つ

なんて考えでは基本のキがなってない。

人間の生きざまが出るのが選挙。シタタ

カにあきらめずに戦い、活路を見いだす

のが選挙。それを少しでも感じてもらえ

ればと思って(若手と)歩いているんで

すが、これは昔の自民党のやり方なんで

す。野党も人間関係を大切にしないと。

労働組合、あるいは風を頼りにする

日和見的グループに国民は期待しない。

そういうことを自覚しなきゃいけない」


【転載終了】

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 自民党の焦りは、岸田政権でご祝儀

相場なし、支持率の低さですかね。


 今後、たとえ自民が勝っても第6波と

景気後退が同時に進行した場合、一気

に支持率が低下する可能性大です。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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