安倍家・岸家に影響力低下の焦り・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■自民・河村建一候補「比例中国」
→「比例北関東」追放劇のア然・・・
安倍家・岸家に影響力低下の焦り
公開日:2021/10/20
19日に公示された衆院選で驚いたのは、
山口3区の公認争いで林芳正元文科相に
敗れて引退した河村建夫元官房長官の
長男・建一氏が、当初発表されていた
「比例中国ブロック」ではなく
「比例北関東ブロック」に変更になって
いたこと。
どうやら裏には、地元での影響力低下に
焦る安倍元首相の蠢きがあったようだ。
◇ ◇ ◇
先週16日、自民党山口県連が、
岸信夫会長名で党の選対委員長宛てに
「比例候補者について」という文書を提出
していたことが分かった。
そこにはア然とするほどトゲトゲしい文言
が並ぶ。
河村氏の長男が中国ブロックの候補と
なったことについて
〈当県連から党本部に対して公認決定を願い
出た候補でもありません〉
〈河村建一氏が決定されたことに強く抗議を
申し上げるとともに、この方は、山口県連と
は何ら関わりのない候補であることを確認
させていただきます〉。
そのうえで、
〈杉田水脈候補の名簿上位搭載にご配慮いた
だきますよう、強くお願い申し上げます〉と
記されていた。
杉田氏は「LGBTには生産性がない」で物議
を醸したウルトラタカ派の女性前職。
安倍元首相の強力なプッシュにより、
前回2017年衆院選でも比例中国ブロック上位
となり、当選した。
今回も、文書が“威力”を発揮したのだろう。
結局、杉田氏は中国ブロック19位
(小選挙区との重複候補を除き3番目)と
なり、一方の河村氏は、北関東ブロック32位
(同2番目)へと追い出された形となった。
「15日に中国ブロックに建一氏の名前が
入ったのを見て、『世襲で比例優遇はありえ
ない!』と、安倍元首相が激怒し、弟で県連
会長の岸防衛相に文書を出させたようです」
(党本部関係者)
■子飼いの杉田水脈氏を猛プッシュ
安倍元首相は自分も世襲のくせに、よく言う
よだが、ついでに言うと、山口県内の小選挙区
の4候補は全員世襲だ。
県連は日刊ゲンダイの取材に、
「杉田さんが県連唯一の比例公認候補であり、
ごく自然な形で、県連の認識を本部にお伝え
した文書です」(事務局長)と答えた。
19日の公示日、安倍元首相は地元・山口4区
で第一声。09年の選挙以来のことだった。
もっとも、安倍元首相は公示前から何度も
地元入りするなど、これまでのようなぶっち
ぎりの圧勝に不安がある様子。
地元有権者の空気に変化の兆しが見えるから
だ。
「首相を退陣し、安倍さんは“終わった政治家”。
『次は林(芳正)さんだね』と、有権者の期待
は移っている。安倍・岸家が永遠に安泰という
わけじゃない。山口県内の小選挙区は、次回は
現行の4から3に減ることが確実。だからその
前に、河村家を追い出したということじゃない
か」(地元関係者)
岸田政権の人事で、安倍元首相は自身が望ん
でいた「高市幹事長、萩生田官房長官」が実現
せず、いまだにイライラし、細田派の幹部に
八つ当たり電話をかけているという。
比例名簿に強権“介入”する暴走は、地元・山口
でも求心力が低下していくことへの焦りの表れ
だ。
【転載終了】
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山口県の有権者は、このような人物を
選出していることをどう捉えているので
しょうかね?
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