自民必敗のパターン 石原王国で・・・
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【衆院選・東京8区】
自民必敗のパターン 石原王国で
2021年10月22日
石原伸晃・自民党元幹事長の街宣は
ほぼステルスだ。事前告知はない。
ツイッターで
「これから●●で街宣を行います」と
発表される。
杉並区(8区)内、それもJR駅前の喫茶店
に待機する田中は、ツイッターの発表を
見つけると、すぐに現場に飛んで行くの
だが、着いた時には街宣は終わっている。
後片づけに追われる現場のスタッフに
「次はどこですか?」と尋ねても
「分からない」と答える。
事務所に問い合わせても
「まだ決まっていない」。
初日(19日)の街宣でヤジが飛んだから
だろうか。
元幹事長の金城湯池である東京8区
(杉並区)で異変が起きている。
重点選挙区や注目の首長選挙で、
自民党候補が危うくなると必ず登場する
ジャーナリストA氏がいる。
「勝ち馬に乗れ」。
選挙の常道に持って行こうと暗躍するのだ。
氏は「俺は麻生派だからな」と公言して
憚らない。
A氏はどのように動いたのか。
最近の選挙をたどってみる―
《3月、参院広島の再選挙》
A氏は宮口はるこ候補のシングルマザー問題
を厳しく追及した。
A氏いわく「(宮口は)泣いて車から出て
こないんだ」。
「宮口を批判しないアンタ(田中)の記事
はおかしい」。
氏の追及は田中にも及んだ。
締めの決まり文句は「選挙は西田(自民)が
勝つんだよ」。
《7月、都議会議員選挙の注目選挙区》
武蔵野市選挙区の野党系候補者本人に
「(自民党候補の)土屋が勝ってるからね」。
《8月、横浜市長選挙》
期日前投票で山中竹春候補(野党)が断然
リードしていたが、 A氏は「山中(陣営)
は動員をかけて行かせてるから、もう伸び
切っちゃってるんだ」「投票日に大量に票
が入る小此木(自民)が勝つんだよ」と独自
の分析をしていた。
それを幾度も幾度も田中に吹き込むのである。
結果は上記3選挙とも野党が勝った。
A氏が「自民優勢」をことさらに吹聴し、
野党候補を貶める時は、自民が決まって負け
る。必敗のパターンである。
今衆院選、最大の注目区といわれる東京8区。
密室のボス交に地元住民が猛反発し、
野党統一候補は吉田はるみ氏となった。
8区の場合、野党が一本化されれば、
石原元幹事長と票数でほぼ互角になる。
A氏は危機感を覚えたのだろう。
15日、野党統一候補の発表会場で吉田氏本人に
詰め寄った。
「どうして交渉の過程を明らかにしないのか?」
と。
吉田氏はボス交の犠牲者なのである。
交渉の過程はほんの部分的にしか知らないはず
なのに。
「この人も密室談合の一員ですよ」と周囲に
アピールしたかったのだろう。
A氏のこのところの動きは、明らかに
石原元幹事長の選挙が危ういことを示している。
【転載終了】
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確かに、石原氏はギリギリなのでしょう。
野党が候補者を一本化しなければ、不動
だったかもしれないですが。
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