自民党の強さは政治家ではなく党職員にある。
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【転載開始】
■自民党の強さは政治家ではなく党職員
にある。
立憲民主党は政権交代の土台づくりを
公開日:2021/11/10
総選挙の結果を受けて立民党は
枝野幸男氏が代表を降りて代表戦を
行う。
焦点は野党共闘だろう。
候補者からは早速、共産党との共闘
に否定的な声も聞かれ始めた。
しかしここは冷静に考えた方がいい。
投開票日の夕方、自民党本部の知人
から「自民過半数割れも。地滑りも」
とのメールが届いた。
地滑り的な敗北もあり得るとの観測
だった。
これは恐らくNHKの出口調査の結果が
出回った結果だろう。
NHKは選挙特番の冒頭で
「自民212~253」と予想を出した。
結果は、自民党が単独で過半数を大き
く上回る259だった(後に261)。
そして立民党は96。
それが枝野代表の責任論になったわけ
だ。
しかし、選挙戦を通じて自民党が強い
危機感を持った事実、加えて、選挙を
報道の最大の使命としているNHKが
出した予測は軽視してはならない。
どちらに転ぶかわからない選挙であり、
野党共闘は有効だったということだ。
■「野党共闘は無意味ではなかったが」
それを喝破したのは自民党で長く
選挙を仕切った久米晃氏だった。
西日本新聞の取材に
「野党共闘は無意味ではなかったが、
閣内協力か閣外協力かでもめ過ぎた。
まだ政権を取れるわけでもないのに
おこがましい。身の程知らずですよ」
と語った。
これを私がSNSで紹介すると予想通り
多くの反発を招いた。
しかし、選挙戦を振り返れば共産党の
存在が自公からの標的となり、枝野氏
も志位氏も防戦に追われた感は否めな
い。
仮に両者が、
「政権奪取は今回は目指さず、まずは
野党共闘で1強政治を終わらせて与野党
が拮抗する国会を実現する。そのために
選挙協力を結んだ」との姿勢を明確に
していたらどうだろうか?
自公の攻撃をかわすことができたの
ではないか。
久米氏の指摘はそう読むべきだ。
衆議院選挙を「政権選択選挙」と呼ぶ。
これは選挙後の首班指名選挙で衆議院の
議決で総理大臣が決まることを指してい
る。
しかし、そもそも与野党の勢力が拮抗
していない状況では、これは与党の
お題目でしかない。
だから今回の選挙で野党側が
「政権選択選挙」とか「最初の閣議では」
といった主張を展開する意味はなかった。
例えば、自民党がNHKの予想の中間の
230でとどまり、立民が125になってい
たら枝野氏の責任問題が出ただろうか?
私はそうは思わない。
逆に、来年の参議院選挙へ大きな弾みに
なったはずだ。
そして、その可能性は十分にあった。
私は自民党の強さは政治家ではなく
党職員にあると指摘してきた。
久米氏はまさにそれを体現する存在だ。
理想の政治を目指すが、自らが政治家と
して表に出ることはしない。
常日頃から霞が関、メディア、利益団体、
有権者とやりとりをして党の方針となる
題材を揃える。
冷徹なリアリスト集団であり、必要と
あれば厳しい指摘も辞さない。
立民党にも巨額な政党交付金が入る。
次の代表はそれを各支部に配るだけでは
なく、久米氏のような人材を党本部に
つくるために使ってほしい。
政権交代の土台づくりだ。
まずは参議院選挙。
そして次の衆議院選挙。
ここで与野党の勢力を拮抗させる。
政権選択の議論はその次でいい。
【転載終了】
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小池都知事の去就が問題ですね。
維新と国民民主の提携、そこに、
小池新党が絡む可能性も。
そうなると、今の立憲民主単独
では更に議席を減らす可能性も?
野党共闘解消で参議院選挙に入った
ら、共産党は全選挙区に候補を立て
てくるでしょう。
非常に立憲民主に不利な選挙になる
可能性もあります。
参議院選挙は立憲の一人負けにな
る可能性も?
特に、「連合」新会長吉野氏の
発言は立憲に取って可成りの圧力に
なりそうです。
「連合」新会長は、立憲にとって
負の連鎖を招く可能性も?
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