山本太郎と小川淳也の温度差
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■山本太郎と小川淳也の温度差
2021年11月23日
北風にさらされながら街頭演説に耳を
傾けていると体は芯から冷える。
演説の締め括りに、小川は聴衆をねぎらう
ように言う。
「お帰りになったら温かい風呂に浸かって
体を温めて頂いて風邪などひかぬように」
と。
小川らしい気配りだ。
人気を博するゆえんでもある。
田中は小川を評価しこそすれ貶すつもりは
ない。
ただ、山本太郎だったら、こんなことは
口が裂けても言わない。
貧困層が風呂など満足に入れないことを
知っているからだ。
「風呂は3日に1回。それもシャワー」。
生活保護裁判で高齢者が話していたのを思い
出す。
住まいのない人々はネカフェのシャワーだ。
かくいう田中家も、湯沸かし器が老朽化
していて高温のお湯を出せない。
浴びるのは熱くないシャワーだ。
温かいお風呂など夢物語である。
住まいと職を同時に失う派遣切りの嵐が吹き
荒れた2008~09年頃、非正規労働者の集会に
行くと独特の匂いがした。
山本太郎とおしゃべり会に行くと同じ匂いの
する一角がある。
2013年の参院選街宣で山本が非正規労働の
改善を訴えると、ワーキングプアの青年たちは
拳を突き上げて「ウォー」と雄叫びをあげてい
た。
8年経った今でも、彼らは山本に真剣な思いを
寄せる。
「生活苦で死ななくても済む世の中にしてくれよ」
と願って。
小川と山本の違いは政党を構成する「階級」
の違いである。
あえて図式化すれば、こうだ―
経団連労働部の連合が支える立憲と、庶民の
カンパが支える れいわ 。
年金生活者が3度の食事を2度に減らしてカンパ
するのが れいわ である。(文中敬称略)
【転載終了】
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連合は、約30年戦うことを知らない労働
組合になっています。
従って、40代以下の組合員は労組の役割
を知らないのではないでしょうか?
そして、政治への関わりも。
その典型が50代ではありますが、連合の
新会長吉野氏では。
今の連合や立憲には危機感がないように
映ります。
「立憲」で「れいわ」に共感する議員は、
離党してれいわに合流して欲しいくらいで
すね。
参院選は、初めて「れいわ」に入れること
にします。
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