GDP、民間予測より大幅に悪化・・・
朝日新聞デジタル
【転載開始】
■GDP、民間予測より大幅に悪化
政府の回復シナリオ「ほぼ不可能」
2021年11月15日
内閣府が15日公表した2021年7~9月期
の国内総生産(GDP)の1次速報は、
物価変動の影響を除いた実質(季節調整値)
で前期(4~6月期)比0・8%減、
年率換算では3・0%減となった。
マイナス成長は2四半期ぶり。
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が
9月末まで長引き、個人消費が低迷した
ことが最大の要因だ。
個人消費と並ぶ内需の柱の設備投資も、
年率換算でマイナス14%超となり、
GDPを押し下げた。
民間エコノミスト37人の事前予測の
平均値は年率0・56%減で、
市場の見方よりも大幅に悪かった。
項目別に見ると、政府支出を除く内需の
主要項目は軒並みマイナス成長だった。
個人消費は前期比1・1%減と、
2四半期ぶりにマイナス圏に沈んだ。
7~9月は感染力の強いデルタ株が猛威を
振るい、ほぼ全期間を通じて全国的に宣言
が続いた影響で、夏休み期間中の旅行や宿泊、
飲食などが低迷した。
東京五輪・パラリンピックもほぼ無観客での
開催で目立った経済効果はなかった。
家電販売などを押し上げたコロナ下での
「巣ごもり需要」の一巡に加え、夏の気温
が低めに推移し、エアコンなどの販売が振る
わなかった。
自動車の生産が落ち込んだことも、消費の
減少に追い打ちをかけた。
世界的な半導体不足に加え、日本メーカー
の部品工場が点在する東南アジアで感染が
広がり、十分な量の部品が届かなかった。
引き合いは強いものの売れる車がなく、
販売台数が減った。
こうした「耐久財」は前期比13・1%減、
年率換算で42・9%減だった。
設備投資も、自動車などの減産が波及し、
前期比3・8%減と、こちらも2四半期ぶり
のマイナス。
年率換算では14・4%減となった。
デジタル化を進めるためのソフトウェア投資
など底堅いとされる業界はあるものの、
工作機械などへの投資が一服した。
米国や中国などの経済成長が鈍化した影響
を受け、輸出は2・1%減、輸入は2・7%減
だった。
輸出は5四半期ぶり、輸入は4四半期ぶりの
マイナスだ。
輸出から輸入を差し引いた外需全体では、
輸入の減少幅の方が大きかったことで
0・1%増となり、かろうじてプラスに寄与
した。
一方、政府支出は公費で進められている
新型コロナワクチン接種や医療提供体制の
強化に伴う支出が増えるなどし、1・1%増え
た。
名目のGDPは0・6%減、年率換算で
2・5%減だった。
※以下有料記事。
【転載終了】
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エコノミストの予測は比較的甘いので、
大枠で判断した方がいいですね。
プラスかマイナスかぐらいですかね。
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