オミクロン株の猛烈感染力、しかも空気感染する可能性
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■オミクロン株の猛烈感染力、しかも
空気感染する可能性 空港ザル検疫
すり抜けすでに日本上陸か
公開日:2021/11/30
南アフリカなどで確認された
新型コロナウイルスの新たな変異株
「オミクロン株」。
世界保健機関(WHO)は
「世界的に拡散する可能性が高い。
危険性は非常に高い」と警鐘を鳴ら
した。
日本政府は30日から1カ月間、全て
の外国人の新規入国を停止したが、
オミクロン株はすでに日本に上陸
している可能性も否定できない。
◇ ◇ ◇
WHOは他の変異株より感染が広が
りやすいかどうかは、「まだ不明」
としているが、感染力はデルタ株を
はるかにしのぐ恐れがある。
オミクロン株が流行している
南ア・ハウテン州の実効再生産数は
1.93と「2」に迫り、南ア全体の1.47
を大きく上回る。
南アからオランダに到着した航空機
の乗客約600人中61人が陽性だったと
判明し、判明しただけでうち13人が
オミクロン感染だった。
香港ではオミクロン陽性が判明した
旅行者の向かいの部屋に宿泊していた
旅行者まで感染。
旅行者2人は接触していなかったため、
空気感染した可能性がある。
オミクロン株に感染していた南アから
の旅行者がマスクを着けずにドアを開け、
ウイルスが空気中に拡散した可能性が
指摘されている。
■厚労省は抗原検査に固執
さらに、オミクロン株は、ワクチンや
治療薬を効きにくくする懸念もある。
「史上最悪の変異株」は、すでに日本に
上陸していておかしくない。入国者は全員、
空港検疫で抗原定量検査を受ける。問題
は検査で「陰性」となり、検疫をすり抜け
る陽性者がいる可能性があることだ。
抗原検査はPCR検査より精度が劣る。
昨年7月末、厚労省は空港検疫の検査を
PCRから抗原に変更。
抗原検査が採用されたため、陽性者を発見
できず、アルファ株やデルタ株の上陸を
許した可能性も否定できない。
オミクロン株上陸を懸念し、ネット上
では〈#空港検疫をPCRに戻して下さい〉
との声も上がる。水際強化としてPCR検査
に戻す考えはないのかーーー。
厚労省に聞いた。
「厚生科学審議会感染症部会は、抗原定量
検査は無症状者についてはPCR検査と同等
の結果が得られると報告している。同等で
ある以上、PCR検査より時間が短く、空港
の手続きもスムーズになる抗原検査を採用
しています」(検疫所業務課)
上昌広氏「審議会の結論は医学的に間違い」
■上昌広氏「審議会の結論は医学的に間違い」
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏
が言う。
「審議会の結論は医学的に間違いです。PCR
検査はウイルス量が数個から数十個で陽性を
感知しますが、国立感染症研究所も抗原検査
はウイルス量が500個以下では検出できない
と公表しています。もし、審議会が言う通り、
PCRと同等の精度で簡易な抗原定量検査が
存在するのであれば、世界中で売れまくって
いるはずですが、そうなっていません。まし
てや、オミクロン株の上陸を絶対に阻止すべ
き局面で抗原検査にこだわるのには理解に
苦しみます」
ナミビアから日本に入国した30代男性の
コロナ陽性が判明し、オミクロン株かどう
か、ゲノム解析するという。
上陸は時間の問題か。
【転載終了】
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先の記事に書いたように、既に国内
感染者が確認されているようです。
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