ファーウェイが日本に生産工場建設へ・・・

韓国経済新聞/中央日報日本語版

【転載開始】

■「メード・イン・ジャパン」時代開く中国…

  ファーウェイが日本に生産工場建設へ


 世界最大の通信装備企業、中国のファーウェイ(華為)が

日本に工場を建設して生産する。

中国企業が日本に工場を建設するのは初めてだ。

日本の進んだ技術と人材を活用することで、

第5世代(5G)モノのインターネット(IoT)など新技術を開発し、

未来に対応するということだ。


 日本経済新聞は29日、ファーウェイが今年、

千葉県に大型通信装備工場を建設して生産に入ると報じた。

ファーウェイは生産工場だけでなく通信装備を研究・開発

(R&D)する研究所も東京に設立するため準備作業に入った。


 ファーウェイは千葉県船橋市にある工場跡地をDMG森精機

から買収した。

ファーウェイはこの敷地に50億円を投入し、ルーターなど

ネットワーク装備を量産する計画だ。

LAN(近距離通信網)とLAN、LANとWAN(広域通信網)を

つなぐネットワーク装備のルーターは情報技術(IT)製品に

必須の中間財。

ファーウェイはここで生産された製品をソフトバンクなどの

企業に販売する予定だ。

日本だけでなくSKテレコム・LGユープラスなど韓国通信企業

にも販売する計画もあるという。


 また同紙は、ファーウェイが新工場に多数の生産管理人材を

採用する予定だと伝えた。

中国式の低コスト大量生産方式で品質と価格競争力を同時に

確保する狙いだ。

両国間の人件費の差が大きくない点もファーウェイが日本に

投資する理由の一つと分析される。

日本の人件費は中国より高いが、中国の人件費が最近急騰し、

その差が大幅に縮小しているからだ。

ファーウェイは世界通信装備市場トップで、売上高の10%を

R&Dに投資することで有名だ。


 最近はスマートフォン市場でも躍進し、サムスンとアップルを

追撃している。

市場調査会社ガートナーによると、今年1-3月期の世界

スマートフォン市場でファーウェイはシェア9%だった。

ファーウェイは中国・インドなどに通信装備工場を保有する。

研究所は独ミュンヘンなど10カ所余り。

昨年の売上高は751億ドル(約8兆4200億円)だった。


 中国企業の日本進出は2000年代後半から始まった。

最初はM&A(企業の合併・買収)だった。

バブル崩壊後に長期不況が続いて日本企業が売り出されると、

中国企業が買収するという事例が増えた。

2009年に日本の家電流通会社ラオックスが中国の蘇寧雲商に

売却され、本間ゴルフやレナウンも中国企業の傘下に入った。


 最近では中国企業が優秀な人材が多い日本に研究開発拠点を

構築する動きが活発になっている。

昨年、中国の長城汽車が電気自動車および自動運転車の

研究拠点を日本に新設した。

電子企業ZTEもIoT研究所などを東京に置いて運営している。

日本で人材を確保して技術を開発した後、

これを中国に移転して商品化する方式だ。


 その間、北東アジアの分業構造で日本は基礎素材を、

韓国企業は中間財を生産し、中国は最終組み立てを

担当するのが一般的だった。

しかし今後こうした分業構造が崩れ、中国製造企業が日本を

生産拠点として活用する事例が増える可能性があると、

同紙は伝えた。

日本財務省によると、2016会計年度の外国企業の対日本

投資額は前年比2倍増の3兆130億円と過去最大だった。


【転載終了】

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 募集職種は「通信ネットワークエンジニア」

「端末テストエンジニア」「端末アフターサービスエンジニア」

「研究職・アルゴリズムエンジニア」の4つだそうです。

 月給は学士卒で40万1000円、修士卒で43万円に

設定されている。

 年に1回以上は賞与があるというから、

賞与が月給2か月分だとすると年収は初年度から

560万円以上になる。


 「有給消化50%以上」「完全土日祝休み」ともあり、

きちんと休むこともできるようだ。

もちろん各種社会保険も完備されており、

退職金制度も整っているとのこと。


 厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、

2016年の大卒初任給の平均は約20万円。

同社の初任給は通常の2倍以上、ということになる。


 10年ほど前からネットでは、中国が日本に進出して、

「いずれ日本が『日本省』になってしまうかも?」、

なんて冗談半分、本気半分での話があったんですが・・・


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