自民党が恐れる「反安倍連立政権」の悪夢・・・
週刊ポストの記事によると、
「情報公開」を東京大改革の柱に掲げる小池氏は、
加計問題の「怪文書」騒動を受けて、
6月定例都議会に「公文書の管理徹底条例」を
提出して成立させた。
「国会でも『文書があるのない』のとかに注目が言っている。
基本的に記録は残す。重要な文書を破棄する場合は他部署
が関与するダブルチェックで廃棄する」。
情報隠しに走る安倍政権をそう痛烈に批判した。
「安倍一強」の自民党内でも、「反アベノミクス勉強会」に
石破茂氏や野田聖子氏ら約60人が参加し、物言えなかった
反安倍勢力がようやく動き出した。
野党の動きと自民党反主流派を結びつけるのが、
小池新党の国政進出だろう。
小池氏と自民党を離党した若狭勝氏、維新を離党した
渡辺善美氏、そして、民進党を離党した長島昭久氏が
中心となり、国政の小池新党「国民ファーストの会」を立ち上げ、
次の総選挙では台風の目となって自民党が単独過半数を
割り込む可能性もあると分析。
民進党は「蓮舫ー野田体制」を継続するようですが、
泥船で船頭を勝手出る人がいないのでしょう。
今後も状況次第では、民進党からの離党者が大量に
小池新党に合流するかも?
「自民党が安倍派と反安倍派が分裂状態となれば、
小池新党を軸に野党勢力が反安倍派の野田聖子氏
などを首班指名に担いで『反安倍連立政権』が誕生
するシナリオも考えられます」(野上忠興氏)
政治ジャーナリスト鈴木哲夫氏は、
「安倍首相が都議選の結果を真摯に受け止めて臨時国会を
開き、加計問題を謝罪すればまだ支持を回復するチャンスは
ある。だが、首相はどうやら選挙後は外交や内閣改造で批判
をそらせると考えている。そうなれば次の総選挙に向けて国民
の政治不信はいよいよ強くなる。将来、今回の都議選が安倍
政権が崩れていく転換点だったといわれることになるのでは
ないか」という。
安倍首相は街頭に立ち、小池氏と戦おうとしなかった。
自民党都議連幹部が冷ややかな言い方をする。
「そりゃそうだ、これまで総理が街頭演説をするときは公明党
が支持者を大量動員して“安倍人気”を演出してきた。しかし、
都議選は頼みの公明党が小池氏と手を組んだ。負けず嫌い
の総理は動員力で差をつけられるのが嫌でたまらなかった」、
ということだそうです。
先日の秋葉原街頭演説が安倍政権の真の姿ということに
なります。
自民支持者は『今後の国政選挙で公明とは協力しない』と
カンカンで、自公連立の亀裂になるとの見方が広がって
いるようです。
自民党支持者も自民党の支持率だけでは政権を維持
できないことを認識できていないのでしょう。
政治評論家の五十嵐仁氏がこう言う。
「公明票がないと勝てないことを見せつけられました。落選
した自民候補は“怒り心頭”かも知れませんが、むしろ公明
をますます大事にしなければならなくなった」
「自公亀裂」の拡大を一番心配しているのは自民党だ。
公明党も学会内部では、党と学会の温度差が広がり、
自民ベッタリの山口那津男氏を外すかもしれませんね?
7月中に「内閣改造」、来年には総選挙で勢力がどうなるか?
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