予算めぐり「安倍vs麻生」つばぜり合い激化 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■予算めぐり「安倍vs麻生」つばぜり合い激化
自民党内に財政本部2つ発足の異様
公開日:2021/12/19
自民党内で、安倍元首相と麻生副総裁
の対立が話題になっている。
財政をめぐって主導権争いを繰り広げて
いるのだ。
「10月の衆院選直前に、財務省の矢野
事務次官がバラマキ批判のいわゆる
“矢野論文”を月刊誌に寄稿した。これに
激怒したのが積極財政派の安倍元首相で、
高市政調会長の下に財政再建派と対決す
るための“本部”をつくらせたのです。
一方の麻生副総裁も、財政健全化の推進
本部を党内に立ち上げました」
(自民党事情通)
先に動いたのは安倍氏と高市氏だ。
臨時国会に先立つ11月29日、それまで
政務調査会に設置されていた
「財政再建推進本部」を改組して、
高市氏が顧問を務める「財政政策検討本部」
を発足させた。
安倍氏を最高顧問に担ぎ、本部長には
安倍側近で積極財政派の西田昌司
参院議員が就任。
「GDP比2%の防衛費を全力で確保」など
勇ましいテーマを掲げて、積極財政を訴え
る。
これに対し、12月7日には岸田総裁(首相)
直属組織として「財政健全化推進本部」が
党内で始動。
こちらの最高顧問は麻生氏で、本部長には
額賀元財務相が就いた。
「“安倍財政本部”に対抗するため、麻生
副総裁から指示を受けた財務省の茶谷主計
局長が官邸に根回しして、あっという間に
立ち上げた。茶谷氏は麻生前財務相のお気
に入りで、額賀元財務相の秘書官を務めた
こともある。“麻生財政本部”は財務省が
全面的にバックアップしています。総裁
直属機関なので、“安倍本部”より格上の体裁
になっている。初会合には岸田総理も駆け
つけて挨拶していました」(財務省関係者)
■「盟友関係は終わった」
党内に2つの「財政本部」が並び立ち、
安倍氏と麻生氏がつばぜり合いを繰り広げ
ている。
安倍長期政権を支えたのが麻生氏との
盟友関係だったが、最近の麻生氏は軸足を
安倍氏から岸田氏に移している。
岸田氏も麻生氏、茂木幹事長と3人で定例
会合を持ちながら政権運営を進めていく
意向だ。
「安倍さんは政権中枢の意思決定から外さ
れ、安倍・麻生の盟友関係は完全に終わった。
岸田総理の後ろ盾として、麻生副総裁は党本部
で幹事長より偉そうにしていますよ。麻生派
と岸田派が合流する『大宏池会構想』で最大
派閥の安倍派を封じ、党内を掌握するつもりで
しょう」(自民党中堅議員)
来年度予算編成を控え、安倍氏と麻生氏の
覇権争いはますます激化しそうだ。
【転載終了】
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8年にわたる長期安倍政権の悪政が
次々明らかになりつつあります。
与党内で安倍封じ込めの動きになって
いるのでしょうか?
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