トランプ相場黄信号・・・

日刊ゲンダイDIGITAL

【転載開始】

■トランプ相場黄信号 “失望”引き金で訪れるダウ暴落Xデー

  2017年8月3日


 トランプ政権の人事が激しく混迷している。

7月31日、トランプ大統領はスカラムチ広報部長を

任命後わずか10日間で解任した。

その前はスカラムチ氏と対立していた

プリーバス首席補佐官を更迭。

この半年間に、フリン前大統領補佐官や

コミー前FBI長官、スパイサー報道官など

要職に就いた人物が次々と更迭されている。


 「トランプ政権の強引な政権運営に対し、一時

収まっていた弾劾論が再び米国内で高まりつつ

あります」(国際ジャーナリストの堀田佳男氏)


 不思議なのは、トランプ政権がこれだけ迷走して

いるにもかかわらず、米国では株価が上がり続け

ていることだ。

7月31日、ニューヨーク株式市場のダウ平均は

過去最高の2万1891ドル12セントで取引を

終えた。


 しかし、トランプ相場に黄色信号がともり始めて

いる。

最近、著名投資家のハワード・マークス氏が

「野球でいえば八回に入ったような気がする」と

指摘。

米国株の上昇局面が終盤に入ったと警告した

ことが話題を呼んでいる。

マークス氏はあのウォーレン・バフェット氏が一目を

置く投資家だけに説得力がある。


■トランプ政権“死に体”で失望売り


 「今の米国株の熱狂に危うさを感じているのは

マークス氏だけではありません。トランプ大統領が

重要公約に掲げていたオバマケア廃止は米上院で

否決され、国境税の導入にも失敗。このままだと

新たな財源が見つからず、トランプ氏が掲げた

大型減税もインフラ投資もかけ声倒れに終わる

可能性が高い。市場参加者の多くが“危ない”と

身構えているのに、株価だけが最高値を更新して

いる。今の状況は、サブプライム・ショックの直前と

似ています」(株式評論家の倉多慎之助氏)


 政権への期待が失望に変わる「Xデー」はいつか。

米国の企業が新会計年度を迎える10月前後は

米株式相場の変動率が高まりやすい。


 「トランプ政権にこれ以上何かあれば、ダウは一気

に1万8000ドル台まで急落してもおかしくない状況

です。早ければ、9月19日にもXデーが訪れるかも

しれません。FRBは利上げには慎重姿勢を示して

いますが、イエレン議長は量的緩和で膨らんだ保有

資産の縮小を明言するとみられています。FRBの

決定が投資家の不安心理に火をつける可能性が

あります」(倉多慎之助氏)


 そうなれば、日本市場も無傷ではいられない。

トランプ政権の動向を注視した方が良さそうだ。


【転載終了】

**************************

 1日にNYダウ株価が過去最高値を更新しました。


 巷では第二のリーマン・ショックや世界恐慌となる恐れもあり、

大暴落前の上昇局面が今なのではないか?

との観測も。


 現時点では、アメリカはじめ中国や欧州など、

各国の経済情勢が悪化しているのが不気味です。


 EUでは金融緩和をやめ、引き締めに舵を切りました。

現在金融緩和継続は日本のみのようです。


 万一、世界同時株安となった場合、

日本の投資家(個人)だけが置いてけぼりになるかも?


0コメント

  • 1000 / 1000